「蛇口のレバーが固くなって動かしづらくなった」
「ハンドルが上下や左右に動かなくなった」
「動かすたびにギシギシと変な音がするようになった」
本記事では、上記のようなお悩みをお持ちの方に向けて、固くなった蛇口の対処法を詳しくご紹介します。蛇口の交換を検討する時の費用相場もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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記事の内容
キッチン蛇口のハンドルが固い原因

蛇口のレバーが固くなる現象には、主に3つの原因があります。
順にご紹介していきます。
部品のグリス(潤滑油)が切れている
蛇口のレバー部分が固くなる原因のひとつが、「蛇口部品のグリス(潤滑油)切れ」です。
蛇口の部品には、元々滑りをよくするためにグリスが使用されていますが、経年劣化とともにグリスが切れ、蛇口の部品の動きが悪くなるのです。
部品が劣化・サビついている
蛇口などの水回りの設備には、サビにくいステンレスが多く使用されています。しかし、長年の使用によって徐々に劣化したりサビついたりすることは避けられません。
蛇口を分解してサビを取り除くこともできますが、全てのサビを落とすには限界があるでしょう。
もし錆びついていることでレバーが固いのであれば、部品交換や蛇口の交換を行う方が得策と言えます。
ミネラルが結晶化している
水道水には微量のミネラルが含まれているため、放置しておくと水分が蒸発して白い結晶が付着します。いわゆる「水アカ」です。
水アカは、目に見える蛇口の表面だけでなく、蛇口内部にも徐々に溜まっていきます。そのまま放置することで結晶が大きくなって頑固にこびりつき、蛇口のレバーが固くなってしまうのです。
キッチンの蛇口が固いときの対処法

蛇口レバーの動きが悪くなる原因についてご紹介しましたが、自宅の蛇口が固くなった場合は、まずは自分で直したいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここからは、蛇口の動きが悪いときの対処法をご紹介します。
それぞれの対処法ごとに解説していきます。
グリスを補充する

蛇口の動きが悪くなる原因の一つとして、グリス切れを挙げましたが、この場合はグリスを補充することで改善されます。
グリスを塗り直す具体的な手順を以下に解説していきます。
グリスの補充は、大きく分けて「分解・塗布・組み立て」のシンプルな作業です。
- 【下準備】止水栓を閉める
- 【分解】ハンドルのネジを緩めて引き抜き、モンキーレンチで本体のナット(カバー)を外す
- 【塗布】内部のカートリッジとスパウト(パイプ部分)を引き抜き、露出したゴムパッキンに新しいグリスを薄く塗る
- 【完了】逆の手順で組み立て、最後に止水栓を開けて動きと水漏れを確認する
モンキーペンチなどの工具さえあれば、比較的簡単な作業で完了できます。
ただし、使用するグリスの種類には十分注意してください。蛇口内部に塗るため、必ず「水栓用」と記載された飲用可能な製品を選びましょう。
パッキンを交換する

パッキンの劣化や破損が原因で蛇口の動きが悪くなっている場合は、新しいパッキンに交換してみましょう。
途中までは、グリスを塗る手順と同様です。具体的な手順は、以下の通りです。
- 【下準備】止水栓を閉める
- 【分解】ンドルとカバーナットを外し、内部のカートリッジとスパウト(パイプ部分)を順番に引き抜く
- 【交換】本体側に付いている古いパッキンを取り外し、新しいパッキンを装着する
- 【完了】逆の手順でパーツを戻し、最後に止水栓を開けて、レバーの動きや水漏れがないか確認する
パッキンを新しくする際は、あわせてグリスを塗布するのがおすすめです。パーツ同士の摩耗を防ぎ、レバーの動きがより滑らかになります。
また、キッチンで主流のシングルレバー混合水栓には、通常2つのパッキンが使われています。これらは2つで1セットとして機能するため、片方だけに傷みがある場合でも、将来的なトラブルを防ぐために両方まとめて交換しておくと安心です。
もし古いパッキンが固着して外れにくいときは、竹串やピンセットなど先の細い道具を使うと、本体を傷つけずにスムーズに引き抜けます。
バルブカートリッジを交換する

バルブカートリッジとは、水量や温度の調節を行う大切なパーツ。
蛇口の動きだけでなく全体的に調子が悪い時には、バルブカートリッジの劣化が原因のケースがあります。
バルブカートリッジも、以下の手順で交換が可能です。
- 【下準備】止水栓を閉める
- 【分解】ハンドルを外し、モンキーレンチでカバーナットを緩めて取り外す。中にある古いカートリッジをそのまま上に引き抜く
- 【設置】新しいカートリッジを挿入する
- 【完了】逆の手順でハンドルまで戻し、止水栓を開ける
バルブカートリッジの交換手順はパッキンと共通する部分が多いため、分解したついでにパッキンの状態も確認し、劣化していれば一緒に交換してしまうのが効率的です。
また、カートリッジは蛇口のメーカーやモデルごとに専用のものが決まっています。形が似ていても適合しないと取り付けられないため、取扱説明書やメーカー公式サイトで必ず「蛇口の品番」を確認し、間違いのないように用意しましょう。
キッチン蛇口が固いときに対処する前の注意点
キッチン蛇口が固い問題を解決しようとする際、焦って作業を始めると事態を悪化させてしまうことがあります。まずは、トラブルを防ぐために必ず守るべき以下3つの鉄則を確認しましょう。
賃貸物件の場合は勝手に交換しない
賃貸マンションやアパートにお住まいの場合、蛇口は「大家さんや管理会社の所有物」です。経年劣化による不具合であれば、基本的には貸主側の負担で修理や交換をしてもらえるので、まずは相談してみましょう。
もし自分で勝手に分解して万が一水漏れを起こした場合、修理費用が自己負担になるだけでなく、善管注意義務違反としてトラブルに発展する恐れがあります。
交換部品は「なんとなく」で選ばない
蛇口のパッキンやカートリッジなどの部品は、見た目が似ていてもメーカーや型番ごとに専用のものが決まっています。サイズや形状がわずかに違うだけで、取り付けられなかったり、逆に隙間ができて水漏れが悪化したりするため「多分これだろう」という判断は避けましょう。
蛇口の根元にある型番シールや取扱説明書で品番を特定し、もし難しい場合はメーカーの画像診断サービスなどを利用して、確実に適合する製品を選ぶことが作業成功の近道です。
力任せに対処しない
レバーが動かない、あるいはネジが回らないからといって、全体重をかけたりハンマーで叩いたりするような対処は厳禁です。無理な力をかけると蛇口本体だけでなく、壁の中や床下にある給水管まで破損させてしまい、マンション全体に及ぶ浸水被害など、損害賠償を伴う大惨事に繋がりかねません。
もし動かない場合は、潤滑剤を使ったりお湯で温めたりして慎重に対処し、それでも改善しないのであれば速やかにプロの業者に相談しましょう。
改善されない時は蛇口交換を検討しよう

パッキンにグリスを塗ったり、カートリッジを交換したりしても改善されない場合は、蛇口内部から錆びついてしまっているなどの可能性が高いです。
蛇口に使用されている部品は、ほとんどが10年程度で製造中止になり、製造中止後は在庫販売のみとなるケースが多い実状があります。
そのため、使用年数が10年を超えた蛇口の不具合が直らない場合は、蛇口本体を交換するのが得策です。
ここからは、一般的なキッチンに多いワンホールのシングルレバー水栓の手順と注意点をご説明します。
- 止水栓を閉める
- 止水栓とつながっている給水・給湯ホースを外す
- 固定具を緩め、本体を上へ引き抜いて取り外す
- 新しい蛇口の土台(アダプタ)を穴に固定する
- 新しい蛇口を差し込み、下のホースを止水栓に接続する
- 止水栓を開け、水漏れがないか確認する
ワンホールタイプのシングルレバー水栓は、同じ形状の蛇口であれば、初心者の方でも比較的スムーズに交換作業を行えます。取り外したときと逆の手順で、すべてのパーツを確実に元へ戻すことが成功のポイントです。
一方で、ツーホールタイプや壁付けタイプの蛇口交換は、DIYで行うには難易度が高いため注意が必要です。無理に作業を進めると、壁の中や床下にある給水管を破損させたり、設置後に深刻な水漏れを引き起こしたりするリスクがあります。少しでも難しいと感じた場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。
その他の形状の蛇口交換は、こちらの記事で詳しく解説しています。
キッチンの蛇口交換を業者に依頼すべきケース

以下のような場合は、自分自身の作業ではなく業者に蛇口交換を依頼すべきです。
なぜ業者への依頼がおすすめなのか、それぞれの理由ごとに解説します。
DIY交換に不安を感じる
蛇口本体を購入して交換を始めたものの、想定以上に難しく感じたら、その時点で作業を中止しましょう。水まわりの修理は、一歩間違えると大惨事になりかねません。
購入した本体を作業費のみで設置してくれる業者もいるので、無理に作業を進めず早めに相談するべきです。
また、DIYに慣れていない方は、部品の名前や工具の役割も把握しきれていないことも多いため、手順を確認してもピンとこないかもしれません。
不安を感じるなら、やはり専門業者に依頼を検討しましょう。
工具から新しく購入する必要がある
自宅にモンキーレンチも何もないという場合は、まずは工具を購入する必要があります。必要な工具類に加えて、蛇口本体を交換する場合の蛇口代などを含めると、意外と出費がかさみます。
蛇口が固い理由が明確でない以上、せっかく交換しても無駄足になる場合もあるので、信頼できる業者に相談する方が安心と言えるでしょう。
既存の蛇口タイプと異なる種類を設置したい
もう使用年数も10年を超えているし、この機会に理想の形の蛇口と交換したい、と考える方もいらっしゃるでしょう。
もともと壁付けタイプの蛇口を今時のワンホールタイプに替えたい、違うメーカーのホールサイズが異なる蛇口を設置したい、などの場合は、既存の設備を調整する必要があります。新しくホールを開けたり、ホールを大きくしたりという作業は、DIYでは難しいので業者に依頼した方が良いでしょう。
キッチン蛇口の交換を業者に依頼する時の費用相場

蛇口交換を業者に依頼すると、基本的に以下費用が見積もりに記載されます。
それぞれの目安料金を紹介します。
基本料金目安
作業内容に関わらず発生する基本料金の相場を表にまとめました。
| 料金項目 | 目安料金 |
|---|---|
| 基本料金 | 0〜4,000円 |
| 出張費 | 0〜4,000円 |
| 休日・夜間などの割増料金 | 0〜8,000円 |
| 予約キャンセル料 | 見積もり料金の0%〜100% キャンセル時期によって変動 |
| 見積もり料金 | 0円〜 |
上記の料金は、作業内容に関係なく発生するので、見積もりの段階で、内容を詳しく確認しておきましょう。
基本料金や出張費がかからない業者をチェックすると、費用の節約につながる可能性がありますね。
作業費目安
作業費は、蛇口の種類や作業内容によって変わります。
| 作業メニュー | 作業費の相場費用 |
|---|---|
| パッキン交換 | 5,000円~10,000円 |
| ワンホール混合栓交換 | 7,000〜11,000円 |
| ツーホール混合栓交換 | 10,000〜13,000円 |
| 壁付き混合栓交換 | 7,000〜10,000円 |
| 蛇口処分費用 | 3,000円〜 |
また、既存の蛇口と設置方法が異なる場合は、穴を開け直す必要があるため、上記価格に上乗せされます。
事前にしっかりと見積もりを取りましょう。
材料費目安
蛇口本体の価格は、メーカーや機能によってもさまざまですが、おおよそ10,000〜50,000円が相場です。
蛇口が固い理由がパッキンの交換やグリスの塗布で済む場合は、材料費は500~1,000円程度で済むでしょう。
最初から交換を依頼するのではなく、まずは状況を点検してもらい、複数の業者に相見積もりをしてもらって、最終的な値段とサービスを比較してから依頼しましょう。
業者によっては、作業費用とあわせることで蛇口本体価格を安く提供してくれる場合や、キャンペーンが適用される場合もあります。
キッチンの蛇口が固くてお困りならセーフリーへ相談!
キッチンの蛇口が固い場合の原因や対処法をご紹介しました。
グリスの減少やパッキンの交換だけであれば、比較的簡単にメンテナンスができます。しかし、原因が分からない場合や、蛇口ごと交換を検討する場合には、水まわりの専門業者に相談すると安心です。
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