排水管とは?つまりやすい原因や起こりやすいトラブル・対処法

2022.04.22

家庭から出る汚水(生活汚水や雨水など)を公共下水道へと流す、排水管。しかし、排水管はつまりやすいと聞き、心配になっていませんか?

「排水管とは何か?」「どんな役割をしているのか?」この辺りを知っておかないと、なぜつまりやすいといわれるのか理由が分かりませんよね。

そこで本記事では、排水管の構造や役割を解説した上で、つまりやすい原因を解説します。

また、つまりやすい排水管の特徴やトラブルが起きたときの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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排水管とは?

排水管とは

排水管とは、家やマンションなどの建物から排出される汚水を、公共下水道へと流すための設備(パイプ)のことです。

そもそも排水管のことが分からないと、なぜつまりやすいのかを理解するのは困難です。

まずは、排水管の役割や水道管との違いをしっかり理解しておきましょう。

排水管の役割

排水管には、生活の中で使用された汚水を、市町村で設置・管理する公共下水道へと支障なく流す役割があります。

汚水とは主に、お風呂やトイレ、キッチンなどで使用して排出された水のこと。

蛇口から出た水は使用された後、排水ますに溜まり、排水管を通って公共下水道へと流れていきます。

万が一排水管がつまれば、汚水は流れなくなり、生活に大きな支障を出すことになるでしょう。

排水管は「合流式」と「分流式」の2種類

公共下水道に排水される汚水には、生活の中で出る「汚水」のほか、雨や雪解け水など自然現象によって発生する「雨水」も含まれます。

この汚水と雨水を一緒に排水するか、別々に排水するかによって2種類の排水管があります。

それぞれの特徴を解説するので、チェックしておきましょう。

汚水と雨水を一緒に排水する「合流式」

合流式は、汚水と雨水を1本の排水管で流す方法です。設置するパイプは1本で済むので、建設費用を抑えやすいところが特徴です。

また、ガス管や水道管など、ほかの地下埋設物の邪魔になりにくいため、住宅地が密集している場所への設置に適しています。

しかし、水質汚染の原因になることも。雨水が汚水よりも一定以上増えると、下水道管の水位が上昇し、汚水は川や海に放流されます。とはいえ、放流しなければ市街地は浸水し、大きな被害をもたらすことになるのです。

現在、東京23区の8割は合流式を採用しています。分流式に変えるには多くの費用と長い年月がかかるため、下水道局ではさまざまな対策が取られています。

参照:合流式下水道の現状と課題について|東京都下水道局

汚水と雨水を別々に排水する「分流式」

分流式は、汚水と雨水を別々の排水管で流す方法です。汚水管と雨水管をそれぞれ整備する必要があるので、合流式よりも建設費用はかかります。

ただし、汚水が河川に放流されることがなくなるので、現在は分流式を採用するのが一般的となっています。

排水管と水道管の違いを解説

排水管は汚水を公共下水道へと流すためのパイプであり、水道管は浄水場からきれいな水を住宅まで運ぶためのパイプです。それぞれ地面の下や床下など、隠れた場所に配管されています。

ちなみに汚水管は「下水道管」、水道管は「給水管」とも呼ばれています。

蛇口から出る水を運ぶのが水道管で、使用して汚れた水を流すのが排水管と覚えておきましょう。

排水管はつまりやすいって本当?その原因を解説

排水管はつまりやすいって本当?その原因を解説

排水管がつまりやすいといわれるのは、構造に原因があります。この辺りも、しっかり理解しておきましょう。

排水管の構造による問題

排水管には勾配がつけられており、汚水は高い位置から低い位置へと流れる仕組みとなっています。イメージとして、滑り台を想像してもらうと分かりやすいでしょう。

排水管を流れる水には圧力が一切かかっていないので、何かしらの原因で流れが滞ったとしても、自然に回復するのは難しく、つまりが起きやすいのです。

また、排水管路の途中には「排水トラップ」というものがついています。排水トラップとは、排水管にカーブをつけて水の溜まり場を作り、管路を塞ぐことで汚水から上がってくる悪臭や害虫の侵入を防ぐためのものです。

排水トラップに水に溶けないものが入ったり、汚れが溜まったりすると、汚水は流れにくくなり、つまりトラブルを引き起こします。

排水管がつまりやすいといわれるのに、納得できるでしょう。

マンションよりも一戸建てのほうがつまりやすい

排水管は、縦向きのパイプと横向きのパイプを組み合わせて設置されています。

マンションに設置されている排水管は、縦向きのパイプの割合が大きく、上階層から下へと汚水は勢いよく流れていきます。ドバーッと流れていくので、汚れが溜まりにくく、つまりも起こりにくいのです。

一方の一戸建ては、横向きのパイプの割合が大きいため、汚水はゆっくりと流れます。汚れが溜まりやすく、つまりも起こりやすいので、定期的なメンテナンスが必要になるでしょう。

つまりやすい排水管の特徴

ただでさえ、一戸建ての排水管はつまりやすいといわれていますが、特に注意しなければいけない排水管には、以下3つの特徴が見られます。

  • 蛇腹ホースが長い
  • 排水パイプが細い
  • 排水管の長さと勾配が節水トイレに適していない

自宅の排水管はつまりやすくないか、1つずつチェックしていきましょう。

蛇腹ホースが長い

蛇腹ホースが長い

キッチンや洗濯機の排水パイプには、蛇腹ホースを使用している家庭が多くあります。蛇腹ホースが長いと、カーブしている部分に汚れが溜まり、つまりが発生しやすくなります。

蛇腹ホースを適切なサイズにカットする、もしくは直管パイプに交換するのがおすすめです。

排水パイプが細い

排水パイプが細ければ、小さな固形物でも簡単につまりが発生してしまいます。特に、家の中でも洗面台の排水パイプは細く、髪の毛やホコリなどが蓄積すると、すぐにつまる恐れがあるので注意しましょう。

排水パイプは、設置する場所によって口径サイズが変わります。基本的には、排水パイプの口径は以下のサイズを下回らなければ問題ありません。

器具 排水パイプの最小口径(mm)
大便器 75
小便器 40~50
洗面器 40~50
住宅用浴槽 40~50
洗濯用流し 40~50
料理場流し 40~50

排水管は床下を通っているので、目で確認するのは難しいですが、新築への引っ越しやリフォームの予定がある方は、こちらを参考にしてみるとよいでしょう。

排水管の長さと勾配が節水トイレに適していない

節水トイレは洗浄量が少なく、流したときの勢いは従来品に比べて弱くなっています。排水管が長かったり勾配が足りなかったりすると、途中でトイレットペーパーや便が残り、堆積する可能性があります。

設計上、節水トイレに適していない家もあるので、排水管の長さや勾配は必ず確認するようにしましょう。

【場所別】排水管で起こりやすいトラブルと対策法

【場所別】排水管で起こりやすいトラブルと対策法

排水管が引き起こすトラブルを、場所別に紹介します。対策法もあわせて紹介するので、チェックしてみてください。

トイレ

トイレに流せるものは排泄物やトイレットペーパー、水に流せるタイプのおしり拭きなどに限ります。しかし、水に溶けるものでも一度に大量に流すとつまりの原因になるので、小まめに流すことが大切です。

また、便を「小」で流すのも厳禁です。「小」は洗浄量が少なく、水に勢いがありません。便が流れずに堆積してしまう恐れがあるので、必ず「大」で流すようにしましょう。

ほかにも、ナプキンやスマホ、トイレに置いている飾り物などを誤って落としたときは、すぐに取り出してください。取れない場合は、無理せずに水道修理業者に依頼することで、被害を最小限に抑えられます。

キッチン

キッチンで気を付けたいのは油汚れです。油脂は水よりも粘性が高く、排水パイプに付着しやすい厄介な存在です。冷えて固まれば、食材のカスや水をせき止めてしまう恐れがあります。

対策としては、食器や調理鍋についた油汚れは、キッチンペーパーで拭き取ってから洗うことがポイントです。また、汚れた油はそのまま排水口に捨てるのではなく、凝固剤で固めて可燃ごみに捨てましょう。

さらに、1週間に1度は、40~50℃のお湯を一気に流すのもおすすめです。排水パイプに付着した油脂を溶かして流せるので、つまりを予防できます。

お風呂

お風呂の排水管つまりの原因は髪の毛や垢、石けんカス、シャンプー・リンスなどです。これらが排水管に付着し、雑菌が繁殖してヌメリとなり、パイプを塞いでしまうのです。

特に、髪の毛は水に溶けないので、排水管の中で堆積している可能性があります。排水管へと流れないよう、排水口にゴミ受け用のネットを設置するとよいでしょう。

また、定期的にパイプクリーナーを用いて掃除するのも有効的です。パイプクリーナーには髪の毛を溶かす成分が含まれているので、排水管に溜まった汚れを一掃してくれます。

洗面所

洗面所の排水パイプは細く設計されていることが多く、注意しなければ簡単につまってしまいます。主に、髪の毛やヒゲ、整髪料の油分などがつまりの原因になりやすいので、お風呂同様、定期的にパイプクリーナーを用いるのがおすすめです。

また、脱衣所も兼ねている場合は、着脱するときに舞うホコリが排水管に入る恐れがあります。ホコリも水には溶けないので、小まめに掃除しましょう。

排水管で気を付けるべき2つのポイント

ほかにも気を付けるべき2つのポイント

排水管がつまりやすい場所を把握したところで、ほかにも気を付けておくべきポイントを紹介します。

ポイントは以下の2つ。

  • 排水パイプの劣化
  • 気温低下による凍結

意外に見落としやすいポイントなので、それぞれ確認しておきましょう。

排水パイプの劣化

排水パイプは、サビや腐食の心配が少ない塩ビ管で作られているものが主流です。汚水に含まれる酸やアルカリに影響されにくいので、排水パイプに適しています。

しかし、塩ビ管の寿命は約30年といわれており、劣化した排水パイプを使用し続ければ、つまりや悪臭、漏水といったさまざまなトラブルを引き起こします。

また、油脂を流す機会が多いキッチンの排水パイプは劣化しやすく、寿命は15年ほどと短めです。水が流れにくい、悪臭がするなど、気になることがあれば、一度メンテナンスを受けることをおすすめします。

気温低下による凍結

気温がマイナス4℃を下回ると、排水管は凍結する恐れがあります。風が当たる場所にある排水管は、影響を受けやすいので、新聞紙やタオルなどでくるむようにしましょう。

家庭菜園や洗車のために、屋外に排水管を設置しているご家庭では、特に注意してください。

排水管トラブルが起きて解決できないときは

排水管トラブルが起きたときは水道修理業者に依頼するのがおすすめ

排水管はその構造上、つまりが発生しやすい場所です。一度に大量のトイレットペーパーを流さない、食器は油分をキッチンペーパーで拭き取ってから洗うなど、つまりの原因となるものを排除する心掛けが重要です。

しかし、物を落としたり汚れをしっかり落としきれていなかったりすれば、排水管がつまり、水が流れないというトラブルが発生することも。

自分で解決できる自信がないときは、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。当サイトの水道修理のセーフリーでは、信頼できる業者を、口コミを参考にしながら選ぶことができます。

業者選びに迷ったときは、ぜひ活用してみてください。

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排水管に関するよくある質問

  • そもそも排水管とは何ですか?

    排水管とは、建物から排出される汚水を公共下水道へと流すための設備(パイプ)のことです。

    排水管について詳しく見る

  • 排水管がつまりやすいのはなぜですか?

    排水管の構造に原因があります。また、マンションよりも一戸建てのほうがつまりを発生しやすいといわれています。

    排水管の構造を確認する

  • 排水管で起こりやすいトラブルと対処法を教えてください。

    排水管で起きやすいトラブルは、つまりや悪臭、漏水などさまざまあります。場所によっても異なるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

    排水管のトラブルと対策法を確認する

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