
一体型トイレのつまり解消法!原因別対処法と料金相場まとめ
この記事では『一体型トイレ』がつまったときの『原因別対処法』をわかりやすくまとめました!
一体型トイレのつまりには様々な原因が考えられますが、今回は次の3つに大きくわけて原因と対処法をまとめています。
- トイレに流せるものが原因のつまり
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、排泄物、キッチンペーパー、嘔吐物など - トイレに流せないものが原因のつまり
オムツ、生理用品など - 固形物が原因のつまり
スマホ、ペン、イヤホン、メガネなど
一体型トイレは便器やタンクなどが一体になっているので、トイレを取り替えるとなれば高額な修理費用が必要になってしまいます。
今回お伝えするトイレつまりの対処法を参考にしてご自身で修理されるとお金を節約できます。
また、今後『一体型トイレ』でつまりを発生させないためのポイントや万が一のトイレの修理にかかる相場料金もまとめたので参考にしてみてください!
記事の内容
一体型トイレのつまりの原因・対処法①水に流せるもの
以下に挙げたものが『水に流せるつまりの原因』に当てはまります。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- キッチンペーパー
- 排泄物
- 嘔吐物
- お掃除シート
- おしり拭きシート
- 猫砂など
上記の原因は普通であれば水に溶けますが、大量に流すと水に溶けなくなる場合があります。
しかし、このような『水に流せるもの』によるつまりは軽度のつまりであり、比較的簡単につまりを解消させることができます。
それでは一体型トイレに『水に流せる原因』がつまったときの対処法を詳しく解説していきますね!
一体型トイレに『水に流せる原因』がつまったときの対処法
水に流せるもののトイレつまりは、次の方法が効果的です。
- ラバーカップ(スッポン)を使う
- お湯と洗剤を混ぜる
まずはトイレのつまり解消グッズであるラバーカップ(スッポン)を使っていきましょう。
お家にラバーカップがない場合は、お湯と洗剤だけでもトイレのつまりを解消させられるので試してみてください!
ラバーカップ(スッポン)で一体型トイレのつまりを解消する方法
ラバーカップには洋式トイレ用・和式トイレ用・節水型トイレ用の3種類がありますが、このうち『洋式トイレ用ラバーカップ』を使用してください。
ラバーカップは次の手順で使用します。
- 便器の水量を調整する
- ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
- ラバーカップを押す・引く
①便器の水量を調整する
はじめに便器に溜まっている水の量を調整してください。
水が多くて溢れ出そうな場合は給水ポンプや容器を使って水を汲み出します。
反対に水が少ない場合は水を注ぎし、大体ラバーカップのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足してください。
②ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
便器の水位を調整したらラバーカップを排水口に密着させます。
このとき、排水口に対して平行になるようにカップ部分を押さえつけると密着させやすくなります。
③ラバーカップを押す・引く
最後に、ラバーカップをへこませるように強く押し込んでいきます。
1つコツとして、ラバーカップを押し込むときはゆっくり押し込んでください。
ラバーカップを引っ張る際は、ラバーカップが外れないように勢いよく引っ張りましょう。
この作業を繰り返して、詰まりの原因を取り除いていきます。
お湯と洗剤で一体型トイレのつまりを解消する方法
お湯と洗剤を使うと、トイレットペーパーなどの『水に流せるつまりの原因』が水に溶けやすくなります。
このとき、熱湯ではなく50~60℃のお湯を使ってください。熱湯を使うと便器を傷めてしまうので注意が必要です。
また、食器用洗剤も一緒にトイレに流しましょう。食器用洗剤がなければ、他の液体洗剤やハイターでも代用できます。
以下の手順で、トイレを修理していきましょう。
- 水量を減らす
- 食器用洗剤を100ml程度入れる
- お湯を注ぎ、20~30分ほど放置する
①水量を減らす
便器の水量が多いと洗剤が薄まり効果が薄れるので、水の量を減らします。
目安として、便器の水量が普段と同じになるまで減らしてください
②食器用洗剤を100ml程度入れる
水量を調整したら、洗剤を約100ml入れます。
洗剤の容量は一般的に1本200ml程度なので、その半分程度を使いましょう。
③お湯を注ぎ、20~30分ほど放置する
最後に便器に50~60度のお湯を注ぎ、20~30分後につまりが解消されたかどうかを確認してください。
一体型トイレのつまりの原因・対処法②水に流せないもの
以下の原因は水に溶けないので、時間が経ってもトイレのつまりは直りません。
- オムツ
- ナプキン
- 厚手のお掃除シートなど
また、トイレを無理に流すとさらに排水管の下まで詰まってしまう危険性があるので注意しましょう。
一体型トイレで「水に流せないもの」がつまった場合の対処法
まずは、ビニール袋やゴム手袋を使って 便器の中を探ってみましょう。
手の届く範囲に原因がある場合は、手でつかんで詰まりの原因を取り除くことができます。
しかし、排水溝の奥深くでつまっている原因を取り除くのは簡単ではありません。
その場合は、「ローポンプスーパープラス」という専用の道具でトイレのつまりを除去します。
ローポンプスーパープラスで一体型トイレのつまりを解消する方法
ローポンプスーパープラスはシリンダ・D形ハンドル・可動ハンドルの部品で構成され、ラバーカップの5倍もの圧力でつまりを除去する道具です。
以下の手順でローポンプスーパープラスを使っていきます。
- 可動ハンドルを調整する
- D形ハンドルを引く・押す
①可動ハンドルを調整する
はじめに、ローポンプスーパープラスの”可動ハンドル”を調整して、作業しやすい位置に固定します。
②D形ハンドルを引く・押す
ローポンプスーパープラスの先を便器の水に入れたらD形ハンドルを引く・押すを繰り返してつまりを解消します。
一体型トイレのつまりの原因・対処法③固形物によるつまり
以下の固形物をトイレにつまらせた場合、すぐに取り出すことができなければ重度の故障に発展しかねません。
- スマホ
- ペン
- メガネ
- メモ帳
上記のものを取り出せない場合は、『水道業者』に修理を依頼してください。
一体型トイレでつまりを発生させないためのポイント
一体型トイレは最も普及している組み合わせトイレに比べて水の使用量が少ない(節水タイプ)傾向にあります。
しかし、裏を返せばトイレットペーパーや便を流すための力が弱くなっているかも知れないんですね。
そこで、一体型トイレでつまりを発生させないためには、大量のトイレットペーパーや便を流さないこと・トイレの掃除を怠らないことが重要です。
もし、大量のトイレットペーパーなどを流す場合は、前もって複数回に分けてトイレを流すようにします。
トイレ掃除を怠ると排水管に汚れが溜まりやすくなるので、結果的にトイレがつまりやすくなってしまうんですね。
一体型トイレは一部分が故障すると、最悪トイレ一式を交換しなければいけないので日頃からつまりを起こさせないように気にかけてみてください。
さらに詳しく知りたい方は、トイレの形状・タイプごとのつまり対処方法をまとめた次の記事もご参考ください。
一体型トイレのつまり修理にかかる相場料金はいくら?
最後に一体型トイレの修理に必要な料金相場を表にまとめました!
作業内容 | 相場料金 |
---|---|
軽度のトイレのつまり除去 (紙つまりなど) | 5,000円~ |
トイレのつまり除去 (専門道具使用) | 7,000円〜 |
高圧洗浄 | 15,000円 |
一体型トイレの解体 | 40,000円〜 |
便器交換 | 30,000円〜 |
ワイヤーによる排水管の清掃 | 5,000円〜 |
薬剤による排水管の清掃 | 10,000円〜 |
高圧洗浄機による排水管の清掃 | 20,000円〜 |
ファイバースコープによる排水管の調査 | 20,000円〜 |
一体型トイレの取り外し作業が必要となる重度のつまりの場合は、通常よりも数万円ほど修理料金が高くなります。
そこで、トイレつまりを少しでも安く修理する方法をまとめました。
トイレの水漏れ修理を安く専門業者に依頼するコツとは?
トイレの修理代を安くするための一番のコツは相見積もりをすることです。
相見積もりによって複数の業者を比較することができ、誰でも簡単に一番安い業者を選ぶことができます。
また、相見積もりをすることで、値下げ交渉の成功率が高くなります。
値下げ交渉をする際は以下のコツを参考にしてみてください。
- 他社からの見積もりを提示する
- 他社での見積もりの予定を伝える
- 相場以下の料金から交渉をスタートする
このように相見積もりは、トイレを安く修理するために欠かすことはできません。
相見積もりを実践して、適正価格で信頼できるプロの業者を探してみてください。
一体型トイレのトイレつまりに関する質問
- 一体型トイレと一般的なトイレの違いはなんですか?
一体型トイレの場合は便器やウォシュレットが一体になっているので、パーツごとの修理、取り替えが難しくなっており、高額な修理費用が必要になる可能性があります。
- 軽度なつまりを直す時のオススメ修理グッズはありますか?
トイレットペーパー、排泄物など水に流せるものが原因であれば、ラバーカップやお湯と洗剤などがオススメです。ラバーカップがない場合はペットボトルやサランラップでも代用が可能です。
軽度なつまりを自分で直す方法
- 一体型トイレをつまらせない予防法はありますか?
一般的なトイレに比べて、つまりが発生しやすいので一度に大量のトイレットペーパーは流さず、排水管の掃除も小まめにすることでトラブルを未然に防ぐことができます。
一体型トイレの注意点について
- 一体型トイレのつまりの修理料金について教えてください。
水に流せるものが原因の軽度なつまりであれば、5000円~8000円ほどでの修理となります。一体型トイレを解体しての作業ですと40000円以上はかかってしまいます。
一体型トイレのつまり修理費用
- 少しでも修理費用を抑えたい場合はどうしたらいいですか?
キャンペーンや割引を利用できる専門業者を探すか、複数の専門業者で見積もりを取ることで、修理料金を安く抑える可能性が高いです。当センターでは、「今すぐ」安心して依頼できる専門業者をご紹介しています。
修理費用を安く抑える方法