この記事では、給湯器の凍結防止対策について幅広くまとめています。
外気温が大きく低下する冬場などで懸念されるのが、給湯器の凍結です。
給湯器を利用できないだけでなく、故障・破損リスクもあるため、適切な対策方法を知っておくことが重要です。
記事を読むことで、凍結防止策の詳細や水抜き方法、凍結症状の確認方法などが分かります。
給湯器の凍結対策で故障リスクを下げたい方は、参考にしてください。
この記事を監修した専門家

創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
この記事へのコメント
この記事をご覧いただきありがとうございます。クリーンライフの浜木一樹と申します。 給湯器の凍結は突然起こることが多く、慌ててしまう方も少なくありません。 本記事では、凍結の予防策や対処法をわかりやすくまとめております。
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記事の内容
給湯器の凍結防止対策の必要性

寒い時期、給湯器本体や周辺配管は凍結のリスクがあり、防止対策は欠かせません。
給湯器の凍結は生活面で不便なのはもちろん、機器本体の故障リスクも高まる危険な状態です。
寒冷地はもちろん、普段暖かい地域でも冬の急な冷え込みで起こるおそれはあるため注意しておきましょう。
凍結する温度は-4℃が目安
給湯器および周辺配管が凍結する温度は、-4℃が目安です。
−4℃を目安に凍結が始まるため、事前の予報で冷え込むことが分かった場合には、早めに凍結防止対策を進めることが重要です。
また、気温が−4℃以上であっても、場所によっては水道管凍結のおそれがあります。
寒冷地では毎年の凍結対策が必須ですが、その他エリアでも予報等を確認したうえでの事前対策が欠かせません。
給湯器・配管が特に凍りやすい場所
給湯器・配管が特に凍りやすいのは、以下のような場所です。
- 日差しが弱く風が強い場所
- カバーや囲いがない場所の給湯器・配管
- 換気口や通気口近くにある配管
- 止水栓・水道メーターまわりの配管
- 通路沿いや建物の吹き抜けなど、風が当たり続ける場所
日差しが弱く風が強い場所は、とくに建物の北側が該当しやすいです。
上記の他、冷え込みやすい場所に設置されている給湯器・配管については、事前の凍結対策が重要となります。

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予防が大事なんですね!そもそも凍結ってどんな時に起こりやすいですか?
凍結すると起こる可能性があるトラブル

凍結すると起こる可能性がある主なトラブルは、以下の通りです。
- お湯・水が出なくなる
- 配管内に残った汚れ・サビが剥がれ流出する
- 給湯器本体内部の部品が故障する
- 水道管が破裂する・給湯器から水漏れする
それぞれの詳細を解説します。
お湯・水が出なくなる
給湯器が凍結すると、蛇口を開けてもお湯・水が出なくなる、またはチョロチョロとしか流れないなどのトラブルが多く発生します。
配管内に残った水が氷に変わり、栓の役割を果たして水の流れを阻害するからです。
この場合、給湯器本体も点火ができず、リモコンにエラー表示が出るケースもあります。
外気が直にあたる屋外の露出配管でよく起こるトラブルになります。
とくに配管が曲がる部分や継手の箇所などは、局所的に冷えて凍結して詰まりやすい傾向にあります。
配管内に残った汚れ・サビが剥がれ流出する
配管が凍結すると、内部の汚れ・サビが氷の膨張によって押し出されて、解凍後の水に混じって流出することがあります。
流れる水が赤茶色だったり、濁った色になっていると汚れ・サビが紛れている証拠です。
この汚れ・サビが蛇口部分に引っかかって目詰まりを起こすと、水量が落ちたりお湯の出が悪くなるリスクがあります。
設置されてから長年経過している、古い配管ほど起こりやすい現象です。
給湯器本体内部の部品が故障する
給湯器が凍結すると本体内部の部品が故障して、解凍後もお湯が生成されない、途中でぬるくなるなどの不具合が起こるケースがあります。
本体内部にも水が通っているので、凍結による氷の膨張で配管やバルブに負荷がかかり、故障リスクが高まるためです。
給湯器の内部は精密部品の集まりのため、どこかが壊れてしまうと使用できなくなる可能性が高いです。
点火不良でエラーが頻発する、お湯は出るのに本体から水漏れするなど、生活に支障のあるトラブルに発展します。
水道管が破裂する・給湯器から水漏れする
給湯器の凍結は、水道管の破裂・水漏れリスクも高まります。
水が氷になると体積が増えて、圧力の逃げ道が劣化部分に集中することで破裂につながります。
凍っている間は問題ないと思っていても、溶け始めたタイミングで水漏れが起こり、水道管が破裂していたことに気づくケースも少なくありません。

セーフリーWEB担当
凍るだけならまだしも、給湯器自体が壊れることもあるんでしょうか?
給湯器の凍結防止策

給湯器の凍結はさまざまなリスクがあるので、事前の防止策が重要です。
主な凍結防止策とかかる費用、実施すべきタイミングを以下表にまとめました。
| 防止策 | 費用 | いつやるか |
|---|---|---|
| カバー(保温材)を巻く | 500~2,000円程度 | 寒くなる前 |
| 水抜きをする | 0円(自分で実施) | 前日 |
| 水を出しっぱなしにする | 数十円~(水道代) | 前日~当日 |
配管に巻くカバー(保温材)は、寒くなる前から巻いておくことで、寒い時期を超えるまでずっと効果を発揮してくれます。
ものによっては春・夏の時期もそのまま巻いておけるため、一度作業しておけば長きにわたって凍結防止に役立ちます。
水抜き・水を出しっぱなしにする方法も費用負担が少なくおすすめですが、その間水まわり設備を利用できない、水道代が別途発生するなどのデメリットはあります。
状況に応じて、最適な方法で凍結を防止してください。

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対策としてできることって、いくつかあるんでしょうか?
給湯器の配管に凍結防止カバー(保温材)を巻く

給湯器の凍結対策として、配管に凍結防止カバー(保温材)を巻くのも効果的です。
配管に巻き付ける形のものから、給湯器本体の外装を覆うものまで多くの種類があります。
適切なものを選んで取り付ければ大きな凍結防止効果を生み、作業も手軽なため寒い時期の対策にはおすすめです。
以下で種類や選び方、巻き方などを紹介します。
給湯器のカバーの種類
給湯器の凍結防止カバーには、以下のような種類があります。
- 保温チューブ(パイプカバー)
- 保温シート・保温カバー
- 断熱カバー
製品によってはそれぞれ似たような名称で販売されますが、配管に被せるものや巻き付けるもの、給湯器本体に被せるものまで種類はさまざまです。
給湯器本体や配管の見た目を変える化粧カバーもありますが、こちらは凍結防止効果が主目的でないため注意してください。
また、配管には継ぎ目の隙間を密閉するテープも使用されますが、テープ単体では断熱性能が弱く凍結対策としては不十分です。
保温チューブの隙間を埋めるなど、補助としての利用が最適です。
カバーの選び方
凍結防止カバーはさまざまな製品が販売されていますが、以下3つに当てはまるものを選ぶことで効率よく対策ができます。
- 耐熱温度が120℃まで対応
- 保温材の厚みが20mm以上
- 耐候性のある素材
給湯配管に使用する場合、お湯がでるため120℃まで対応のカバーを選べば安全です。
耐熱温度を超えてしまうと、劣化・破損によって性能維持が困難になります。
断熱性を高めるために、20mm以上の厚みがあるのも望ましいです。
また、屋外配管に取り付けるカバーは、劣化に強い耐候性のある素材を選びましょう。
紫外線、雨水に強いかどうかが重要なポイントです。
カバーの購入場所
カバーはさまざまな店舗で購入可能です。
いくつか選択肢がある状態で慎重に検討したい場合は、ホームセンター・ネット通販の利用がおすすめです。
費用や素材、対応の機種や配管サイズなど、あらゆる面から理想のカバーを探し出せます。
とくにホームセンターの実店舗で購入する場合は、実物を手にとって確かめられるため装着イメージも掴みやすいです。
100均にもカバーは販売されていますが、耐熱温度が低い場合もあり、凍結防止効果が薄いおそれもあるので注意してください。
カバーの巻き方

カバーは適当に巻かず、正しく巻くことで凍結防止効果を高められます。
たとえば、スリット(切れ目)入りの保温チューブの場合、以下のような手順で巻いてください。
- 配管表面の水分や汚れを拭き取る
- 保温チューブを配管の長さにハサミ・カッターなどでカットする
- スリットを開いて配管に被せる
- スリット部分やチューブごとの隙間に保温テープ・アルミテープなどを巻いて密閉する
カバーを配管の長さに合わせる、そして隙間をテープで密閉することが、凍結リスクを下げられるポイントです。
吸排気口や点検口など、塞いではならない箇所までカバー・テープが及んでいないかはよく確認してください。
カバーがないときの対応
カバーがない場合は、手元にあるタオルなどを巻き付けて、テープで固定するだけでも幾分効果はあります。
シールだけをそのまま巻いておく手もありますが、追い焚き配管などは高温になるため、タオルなどを巻いておく方が安全です。
給湯器から伸びて熱くなるタイプの配管に巻く場合は、100均で入手できるタオルなどではなく耐熱性能のある布を巻くのが望ましいです。
給湯器・配管の水抜きをする

水抜きとは、文字通り給湯器・配管の内部に残った水を抜いて、空の状態にする作業です。
外気温が下がると内部に残る水が凍って故障・破裂しやすくなるため、水抜きすることでそのリスクを大幅に軽減できます。
水抜きは特別な道具も不要で手軽にできるため、凍結が予想される気温になる日の前日や、長期不在に備えて前もって実施しておきましょう。
以下で給湯器内部や浴槽内部の水抜き手順、水抜き後に利用を再開するときの手順などを紹介します。
給湯器内部の水抜き手順
給湯器内部の水抜きは、以下の手順で進めてください。
- 給湯器の運転を停止する
- 給湯器付近にある止水栓を閉める
- 止水栓を閉めた後、お湯側の蛇口を少し開けて圧を抜き、内部に残った水を排出する
- 給湯器下部にある水抜き栓(ドレン)を開ける
- 水が出なくなったら水抜き栓を閉める
- 次に利用する状況まで止水栓も閉めておき、必要になったら開く
水抜き栓は、給湯器によっては作業後も開けたままが推奨されますが、最終的には閉めなければ復旧時に水が勢いよく噴き出てしまうので注意してください。
浴槽内部の水抜き手順
浴槽内部の水抜きは、以下の手順で進めてください。
- 追い焚きや自動運転などの機能をすべて停止する
- 浴槽内の水を抜く
- 追い焚き配管は製品搭載の洗浄・水抜き機能があれば活用する
- 循環口まわりの水をスポンジなどで落とす
浴槽内部の水抜きは、追い焚きがないものは基本的に栓を抜いて排水すれば作業は完了です。
追い焚き配管側は水が残りやすいため、製品搭載の機能を使用したり、循環口まわりに溜まる水を落とす形で対処してください。
水抜き後に給湯器・浴槽を再び使う手順
水抜き後に給湯器・浴槽を再び使う手順は、以下の通りです。
- 水抜き栓が閉まっていることを確認する
- 蛇口を水側→お湯側の順で少し回す
- 止水栓をゆっくりと開く
- 空気が抜ける音がして、その後水やお湯が正しく出るか確認する
- 給湯器は周辺で水漏れを起こしていないか確認する
- 浴槽は循環口より上まで水を張った状態で追い焚きを行い、問題がないか確認する
水抜き栓は閉め忘れると漏水につながるため、必ず事前に閉まっているかを確認してください。
凍結防止の水抜きについては、こちらの記事でも紹介しています。
水道の水を出しっぱなしにする

給湯器の凍結防止には、水道の水を出しっぱなしにすることも効果的です。
凍結は水が動き続けている間は起こりにくく、反対に止まっていると起こりやすい現象です。
少しでも配管内で水の流れがあると、配管の側面に張り付くように生成された薄い氷も成長しづらく、詰まらせるほどのレベルにまで至りません。
そのため、夜間や長期間家を空ける場合には効果的な防止策です。
水は5mm~8mmを目安に出す
水を出しっぱなしにする際は、蛇口から出る水の直径が5mm〜8mm程度を目安に出しましょう。
細いストローの穴、鉛筆の太さなど目安となる基準はありますが、見た目では分かりにくい場合は水量で考えましょう。
5mm程度の場合、1分間で約400ml程度の水が流れます。これは500mlのペットボトルを用意すると8割程度満たされる量です。
この程度の水量を流しておけば、一般的に凍結防止には効果的とされています。
お湯ではなく”水”を出す
凍結防止のためには、お湯ではなく水を出してください。
お湯を出すと給湯器が稼働するため、それだけガス代・水道代などがかかります。
水は動いてさえいれば凍結防止になるため、お湯を使う必要性はありません。
無駄な光熱費ややけどリスクを抑えるためにも、水をそのまま出して対策しましょう。
水の出しっぱなしについては、こちらの記事でも紹介しています。
自動で作動する給湯器の凍結防止機能

給湯器によっては、自動で凍結防止機能が作動する製品もあります。
人力でできる対策をうっかり忘れていても凍結を防止できる確率は高まるため、寒冷地では凍結防止機能付き製品の購入もおすすめです。
代表的な凍結防止機能を紹介します。
自動ポンプ運転
自動ポンプ運転は、給湯器内部にある循環ポンプが自動的に動くことで、給湯器内部の水が微細に動いて凍結しにくくする機能です。
水は動いているとき凍結しづらい仕組みを利用しており、自動で動いてくれるため自身が対策しなくても凍結リスクを下げられるのが特徴です。
電源が入っている、外気温が一定まで下がるなど、いくつかの条件を満たすことで作動します。
この機能は給湯器本体の凍結防止には効果的ですが、ポンプの効果が及ばない周辺配管には効果がない点は要注意です。
凍結防止ヒーター
給湯器本体や周辺に凍結防止のヒーターが付いており、外気温が一定以下になると自動で通電して、設置箇所を温めてくれる機能です。
凍ってから温めるのではなく、凍る前に温めておき凍結リスクを下げてくれる仕組みになります。
給湯器本体の通電が条件ですが、リモコンの運転がOFFでもヒーターのみは稼働する製品は多いです。
水を動かす自動ポンプ運転よりも、凍結しやすい箇所をピンポイントで温められるのがメリットです。
こちらも凍結防止に効果的なのは給湯器周辺のため、屋外に露出した配管などは別途対策する必要があります。
ノーリツ・リンナイの凍結防止機能
ノーリツ・リンナイなどの主要メーカーは、自社製品の多くに前述した凍結防止機能を付けていることが多いです。
ただし、メーカーによって機能作動の条件は異なり、すべての機器に備わっているわけではありません。
主要メーカーの給湯器を購入する際は、凍結防止機能の有無や仕様などを事前によく確認しておきましょう。
給湯器が凍結しているかを症状から確認

給湯器が凍結しているかどうかは、起きている症状からある程度の確認ができます。
とくに以下の不具合が見られた際は、給湯器やその周辺のどこかで凍結が起きているケースがあります。
- お湯が出ないが水は出る
- 水もお湯も両方出ない
- リモコンがつかない・エラー表示が出る
- 追い焚きができない
それぞれの不具合と、考えられる凍結内容について詳しく見ていきましょう。
お湯が出ないが水は出る:給湯側配管の凍結
お湯が出ないが水は出る場合、給湯器から温めたお湯を蛇口へ送る、給湯側配管が凍結している可能性が高いです。
キッチンやお風呂など、複数の蛇口でお湯が出ない場合には、給湯配管の凍結と考えてよいでしょう。
もし一部の配管のみでお湯がでないときは、その蛇口周辺の配管が凍結しているケースも考えられます。
まずは屋内のお湯が出る蛇口をすべて開けてみて、トラブルの有無をそれぞれ確認してください。
対象配管が屋外でむき出しのときは、ぬるま湯をかけるなどの対処をとることで徐々に改善されていきます。
水もお湯も両方出ない:給水配管の凍結
水もお湯も両方出ない場合は、水道メーターから給湯器への給水配管が凍結していることで、水自体が供給されていない状態です。
この場合、家中のどの蛇口をひねっても水が出ないケースが多く、給湯器以前の問題として対処しなければなりません。
可能なら水道メーターも確認して、家側のバルブが開いているかを調べてみましょう。
バルブが開いているのに水が出ないときは、凍結の可能性が高いです。
リモコンがつかない・エラー表示が出る:機器内部の凍結
機器内部で凍結などの異常があると、リモコンがつかない・エラー表示が出るなどの不具合が起こります。
一部機種には凍結防止ヒーターが備わっているものの、外気温が極端に低い・風が強い場合などは機能が追いつかずに凍結することも考えられます。
コンセントは刺さっているのにリモコンが無反応、画面にエラーが表示される場合は、エラーコードを確認して適切な対処をとりましょう。
また、給湯器の安全装置が作動して操作を受け付けないケースもあるため、安全装置解除の方法もあわせて確認してください。
追い焚きができない:追い焚き配管の凍結
給湯器の追い焚き配管が凍結していると、水が流れなくなるため当然追い焚きもできません。
シャワーや他の蛇口からはお湯が出るのに、追い焚きができない場合はこの追い焚き配管の凍結と考えましょう。

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凍結してるかどうか、見た目だけではわかりづらいですよね?
給湯器の凍結時にやってはいけないこと

給湯器の凍結時に、以下のような行為はNGです。
- 熱湯を直接かける
- 力ずくで配管や元栓を回す・叩く
- 電源プラグを抜く
- ガス栓を開けたまま点火を繰り返す
これらの行為は給湯器の故障だけでなく、大きな被害にまで発展するおそれがあります。
給湯器本体の破損はもちろん、自身や周囲が怪我をするリスクもある危険な行為です。
それぞれのリスクについて紹介するため、凍結時は気をつけてください。
熱湯を直接かける
配管の凍結はお湯をかけることで徐々に解凍できますが、この時沸かしたての熱湯をかけるのはNGです。
熱湯をかけてしまうと、急激な温度変化によって内部の水が熱膨張して、配管が破損・破裂するおそれがあります。
同様に、ガスバーナーやライターのような火が出る道具を配管に近づけるのも非常に危険です。
お湯の使用は効果的ですが、絶対に熱湯は避けて、40℃〜50℃程度に調節したぬるま湯を使用してください。
力ずくで配管や元栓を回す・叩く
力ずくで配管や元栓を回す・叩くなどするのもNGです。
外部から衝撃を与えることで内部の氷は割れるかもしれませんが、それと同時に配管・元栓が破損するリスクも当然あります。
とくに凍結時は配管内が膨張しているため、耐久性がとても脆くなっています。
凍結時は強い刺激を与えない方法で、落ち着いて解凍作業を進めてください。
電源プラグを抜く
給湯器の多くは凍結するような温度を感知すると、内部の凍結防止ヒーターが稼働したり、循環運転による凍結防止策が機能します。
電源プラグを抜いてしまうとこれらが動かないため、凍結リスクがさらに上がってしまうのです。
解凍に時間がかかったり、凍結範囲が広がり配管故障時の修繕費が高額になるなどのデメリットもあるので気をつけましょう。
ガス栓を開けたまま点火を繰り返す
給湯器の凍結時は、内部に液体としての水がほとんど残っていない状態になります。
この状態でガス栓を開けたまま点火を繰り返すと、本体に負担がかかりガス漏れや異常燃焼などの不具合を引き起こすおそれがあります。
安全面のリスクが高くなるため、給湯器は点火させずにまずは凍結解消に向けて作業を進めてください。

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やっちゃいけないことがあるって意外でした…。何が一番危ないんですか?
給湯器が凍結したときは自然解凍で対処する

給湯器が凍結したとき、もっとも安全なのが自然解凍で対処する方法です。
配管や本体に余計な負担をかけず、破損や二次被害が極力出ない形でトラブルを解消できます。
自然解凍で対処する場合の手順について、以下で紹介します。
リモコンの運転をOFFにする
自然解凍を試みる場合、まずは給湯器のリモコンの運転をOFFにしてください。
凍結した状態で運転をONのままにしておくと、機種によっては点火やポンプ動作が自動で行われる事態を予防でき、本体へ負担がかかるリスクを軽減できます。
OFFにするのはリモコンの運転のみで、電源プラグを抜いたりブレーカーを落とす必要はありません。
給湯器の稼働だけ止められればよいため、リモコンの運転のみ事前にOFFにしましょう。
数時間から半日ほど自然解凍を待つ
凍結した給湯器や配管は、気温が上がったり、日光に当たることで徐々に解凍されます。
凍結温度や日当たり、外気温や風の強さによっても変動しますが、数時間から半日程度待っていれば多くのケースで自然解凍が完了します。
日中に気温が上がる天気の良い日であれば短時間で済みますが、氷点下が続くときは長引く場合もあるので注意してください。
給湯器の解凍後の注意点

給湯器を解凍した後も、いくつか注意点があります。
解凍によってお湯が出るようにはなっていますが、慌てて作動させるとトラブルが起こるリスクもあるので気をつけましょう。
以下の点を意識して、解凍後は落ち着いて行動してください。
配管や本体周りに水漏れがないか必ず確認する
凍結後、配管や本体の周りに水漏れが起きていないか確認してください。
凍結時は配管内の水が凍って膨張しますが、このとき配管や継手、パッキンなどには多少の負荷がかかっている状態です。
凍っている間は問題がなくても、解凍されて水が流れがした瞬間に漏水が起こるおそれもあります。
漏水は給湯器本体や周辺機器のショートを招くリスクがあるため、水漏れが見つかったら元栓・止水栓を閉めたうえで解消にあたりましょう。
とくに、給湯器の真下や屋外に露出した配管部分の漏水は要チェックしてください。
すぐ高温のお湯を出さない
解凍直後は配管や本体内部がまだ冷たく、氷が完全になくなったわけではありません。
すぐに高温のお湯を出してしまうと、急な温度差によって配管・パッキンなどに大きな負担がかかります。
経年劣化で耐久性が落ちている場合は、温度変化で破裂リスクも高まるので要注意です。
38℃〜40℃程度のぬるま湯に設定してから稼働させて、しばらく安定するのを待ちましょう。
しばらく経過して問題がなければ、高温のお湯を出して通常利用してください。
再凍結を防ぐ対策を行う
一度凍結した給湯器や本体は、対策しなければ同じ条件になった際に凍結が再発しやすいです。
復旧後は再凍結を防ぐ対策を行い、寒い時期を問題なく乗り切れるようにしておきましょう。
再凍結を防ぐ対策としては、以下のようなものがあります。
- 保温材を巻く、もしくはすでにあるものを補修する
- 風が直撃しないよう風除けを設置する
- 長期不在時は少量の水を流しておいたり、水抜きを徹底する
適切に対策ができれば、再凍結は十分に防げます。
凍結後の手間・リスクを考えて、面倒に感じても再凍結対策は徹底しておきましょう。

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無事に解凍できた後も、確認した方がいいことってありますか?
給湯器の自然解凍を待てないときの対処法

すぐにお風呂に入りたいなど、自然解凍を待たずにお湯を使いたい場面もあるでしょう。
自然解凍を待てないときは、以下のような対処法をとってください。
- ぬるま湯で溶かす
- ドライヤーやカイロで温める
それぞれの詳細を紹介します。
ぬるま湯で溶かす
凍結した配管部分は、ぬるま湯をかけることで凍結スピードを早められます。
ぬるま湯をかける際は、以下の手順で安全に進めてください。
- 凍結した配管にタオルなど布を巻く
- タオルの上からぬるま湯を少しずつかける
- 数分おきに室内の蛇口を少しだけ開いて、水が流れるかを確認する
- 水が流れ出したら、同じ要領で解凍を続ける
- 普段通りに水が流れたら作業完了
確認のために室内の蛇口を開く際は、急に圧力をかけないよう必ず少しだけにしてください。
また、沸かしたての熱湯を配管にかけることは、内部の急激な温度変化による破裂リスクが高まるのでNGです。
必ず40℃〜50℃程度の調節したぬるま湯を使って溶かしてください。
お湯をかけるのは配管のみで、給湯器本体やコンセント周辺には絶対にかけないよう注意です。
ドライヤーやカイロで温める
お湯が用意できない場合は、ドライヤーかカイロなどを使うのも効果的です。
ドライヤーを使う場合は、以下の手順で進めてください。
- 凍結した配管目掛けて、20cm〜30cm程度の距離をとって温風を当てる
- 配管に沿って常に動かしながら、5分程度温風を当て続ける
- 数分おきに室内の蛇口を少しだけ開いて、水が流れるかを確認する
- 水が流れ出したら、同じ要領で解凍を続ける
- 普段通りに水が流れたら作業完了
カイロを使う場合は、以下の手順で進めてください。
- 凍結した配管にタオルや布を巻き、その上にカイロを当てる
- テープ等で固定して、30分程度様子を見る
- 30分後、室内の蛇口を少しだけ開いて、水が流れるかを確認する
- 水が流れ出したら、同じ要領で解凍を続ける
- 普段通りに水が流れたら作業完了
いずれも、直接配管に強い熱が加わると破裂・破損のリスクがあるため、距離をとったり布をあてるなどの対策は必須です。
高温風が出るドライヤーは近距離で当て続けると危険なため、必ず温風程の強さで配管に当ててください。
給湯器が凍結して解けない時・水漏れ時は業者に相談

給湯器の凍結が解けないとき、以下の場合は業者に相談しましょう。
- 給湯器を解凍できないとき
- 凍結によって水漏れしたとき
- 給湯器が故障したとき
- 給湯器や配管が破損したとき
- 対処法が分からないとき
- 賃貸に住んでいるとき
自分で対処できないと判断したときは、すぐに業者に対応を任せることをおすすめします。
賃貸に住んでいる場合は、まず管理会社や大家さんに連絡してください。自分で配管にお湯をかけたりして破損すると、修理費用を請求されるなど、別のトラブルが発生する可能性があります。
すぐに管理会社・または大家さんに連絡をして、対応を仰ぎましょう。管理会社が提携している業者があれば、教えてくれるはずです。
給湯器の解凍・修理の料金相場
給湯器の凍結・修理料金の目安は、以下の通りです。
| 作業内容 | 料金相場 |
| 配管の修理 | 10,000円~50,000円 |
| 熱交換器の修理 | 50,000円~ |
| 電源基盤の修理 | 50,000円~100,000円 |
| 本体の交換 | 150,000円~300,000円 |
配管の修理や交換は、破損している範囲によって料金が高くなることもあります。
給湯器の使用年数や破損具合によっては、本体の交換になるケースもあるでしょう。
修理か交換かは、状況を確認してみないとわかりません。まずは業者に相談し、調査・見積もりを依頼してください。
給湯器の修理・交換の判断基準については、以下の記事が参考になります。費用相場もまとめていますので、ご覧ください。
火災保険や家財保険によっては修理費用が対象
火災保険や家財保険の補償内容によっては、給湯器の修理費用が補償の対象になるケースがあります。
給湯器本体の修理費用には適用されなくても、配管の凍結による損害や水漏れは補償される可能性があります。
適用の範囲や補償の内容は、加入している保険によって異なります。まずは、保険の契約内容を確認し、補償内容をしっかり確認しておきましょう。
火災保険が適用されるケースとされないケースについては、以下のページでもご確認いただけます。申請方法も解説していますので、参考にしてください。
賃貸物件の給湯器の修理費用は入居者負担
賃貸物件の給湯器が凍結で故障したとき、多くの場合は修理費用が入居者の負担になります。
不動産会社との契約内容によっても異なるため、契約書をしっかり確認しましょう。
「凍結防止策を怠った場合の給湯器の破損などは、入居者負担での修繕となる」などと記載がある場合は、入居者の負担になるでしょう。
給湯器修理の依頼先
給湯器が故障したときの、主な修理の依頼先は4つです。
- 水道修理業者
- 給湯器のメーカー
- ガス・電力会社
- リフォーム会社
給湯器の凍結による故障は、保証期間内であっても有償修理となるケースがあります。
給湯器が凍結すると、本体の故障や配管の破裂によって水漏れが起きることがあります。そのため、水回りと給湯器の修理を同時に依頼できる、水道修理業者に依頼するとスムーズです。
給湯器の凍結が直らないときは専門業者へ相談を
給湯器の凍結防止対策について紹介しました。
凍結はさまざまな原因で起こるため対策は必須ですが、それでも必ず凍結しないとは限りません。
凍結した場合は自然解凍を待つか、お湯・道具を使っての慎重な解凍作業が必要です。
自分で作業しても中々解凍が直らない場合、お湯が利用できず不便になるため早めに専門業者へ相談してください。
『水道修理のセーフリー』では、給湯器の凍結に対応できるおすすめの専門業者を多数紹介しています。
自身のエリアや希望する予算、利用者の評判の高さなどあらゆる条件で検索できるため、理想の業者を見つけやすいです。
業者依頼を考える方は、ぜひご活用ください。
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- 相談内容
リンナイ RUF-A2005SABです。
- 給湯器のお湯が出ない修理
- 相談日時 : 2023年12月7日 09:37
- ニックネーム : ゆうさく
冬になってから急に給湯器からお湯が出なくなりました。モデルはリンナイ RUF-A2005SABです。点検ランプは点灯しておらず、特にエラーコードも表示されていません。一体、何が原因でしょうか?寒波の影響で何かしらの凍結が起きているのでしょうか、それとも他に考えられる原因はありますか?

給湯器の凍結に関するよくある質問
-
凍結防止ヒーター付きなら、水抜きや水出しは不要ですか?
凍結防止ヒーターや自動ポンプ運転があっても、周辺配管まで完全に守れるとは限りません。
特に露出配管やメーター周りは機能の対象外になりやすく、寒波や強風で凍ることがあります。
電源が入っていないと作動しない機種もあるため、停電やコンセント抜けの有無も確認が必要です。
確実性を上げたい夜は、水抜きや少量通水を併用すると安心です。
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水を出しっぱなしにしたのに凍ることはありますか?
あります。出している水量が少なすぎたり、吐水口付近で水が凍って逆に詰まりやすくなると、配管内の流れが止まる恐れがあります。
屋外の露出部が長い家や、風が当たり続ける場所では、一般的な目安でも追いつかないケースがあります。
氷点下が強く続く日は、通水の太さを少し増やすか、水抜きへ切り替えるのが現実的です。
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自然解凍を待つ間、家の中でできる“被害拡大防止”は何ですか?
まず、リモコン運転をOFFにして、点火や循環が勝手に繰り返されない状態にします。
次に屋外の給湯器周辺と屋内の水回りで、水漏れや異音がないかを軽く見回してください。
漏水が疑われる場合は元栓・止水栓を閉めて、二次被害を止めるのが優先です。
そのうえで状況をメモして業者へ伝えると、到着後の診断がスムーズになります。
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解凍できたのに、お湯の勢いが弱い/濁るのは故障ですか?
解凍後はサビや汚れが流れ出て、ストレーナーや蛇口のフィルターで目詰まりすることがあります。
まずは各蛇口の吐水口フィルターを掃除し、改善するかを確認すると切り分けが進みます。
濁りが続く、異音がする、エラーが頻発する場合は内部部品に負担がかかった可能性も否定できません。
早めに点検を依頼し、配管と本体のどちらが原因かを見てもらうのが安全です。
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凍結が毎年起きる家は、修理より“予防投資”を優先した方がいいですか?
毎冬繰り返すなら、出張解凍や応急修理の積み重ねでトータル費用が膨らみやすいです。
保温材の巻き直しや継手の補強、風よけの設置などは比較的低コストで、再発率を下げる効果が狙えます。
さらに古い配管や劣化したパッキンがあると破裂リスクが高まるため、点検で弱点を先に潰す判断が向いています。
業者に「凍結箇所の特定」と「再発防止の施工案」をセットで相談すると、対策の精度がさらに上がるでしょう。

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