2019.12.21
トイレが少しずつ流れる状態は、完全につまってはいないものの、排水が妨げられている「つまりかけ」のサインです。
状態によっては自然に改善することもありますが、原因によっては放置すると悪化する可能性があります。現在の状況を見て、どう対処すべきかの判断材料にしてください。
- ゆっくり引く → 様子見OK
- 毎回流れが悪い → 早めに対処
- あふれそう → すぐ業者に依頼
まずは自分の症状がどのレベルに当てはまるかを確認することが重要です。
この記事を監修した専門家

「くらしに安心を提供する」という企業理念のため、スタッフの研修制度に力を入れている。ホームページでは有資格者の数を掲示し、技術品質の向上を目指す。高い技術と丁寧な対応で年間対応件数100万件の実績をもつ。
「くらしに安心を提供する」という企業理念のため、スタッフの研修制度に力を入れている。ホームページでは有資格者の数を掲示し、技術品質の向上を目指す。高い技術と丁寧な対応で年間対応件数100万件の実績をもつ。
この記事へのコメント
ご覧いただきありがとうございます。クラシアンの小林義和と申します。 今回は、トイレの水が少しずつ流れるという症状について解説いたします。 放置すると深刻なつまりに発展する恐れもありますので、ぜひご参考ください。
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記事の内容
「少しずつ流れる」症状別のトイレつまりレベル
少しずつ流れる状態は、軽度〜中度のつまりである可能性が高く、放置すると重度に悪化するおそれがあります。
症状の程度を3段階に分けると、次のとおりです。
| レベル | 症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 軽度 | 水位が一時的に上がるが、ゆっくり引く | 様子見・自力対応可 |
| 中度 | 毎回流れが悪い・ゴボゴボ音がする | 早めの対処が必要 |
| 重度 | 水位が高くなり、あふれそうになる | 業者対応が必要 |
まずは今の症状がどのレベルに該当するか、確認してみましょう。
軽度(様子見・自力対応可能)
軽度な症状とは、トイレットペーパーや排泄物などが一時的に引っかかり、時間の経過とともに自然に流れていく状態です。
水位が一時的に上がるものの、しばらく待つとゆっくり引いていく症状が見られます。軽度な症状の特徴は、次のとおりです。
- 水位が一時的に上がるが、ゆっくり引いていく
- 数時間後には通常どおり流れることもある
水に溶けるものが原因であるケースが多いことから、自宅にある道具で対処できる可能性があります。
中度(早めの対処が必要)
中度な症状は、排水の流れが継続的に悪くなっており、自然に解消する可能性が低く、放置すると悪化する恐れがある状態です。
排水管が半分ほどつまり、わずかな隙間から水が流れている状況のため、早めの対処が求められます。中度に該当する症状は次のとおりです。
- 毎回同じように流れが悪い
- ゴボゴボと音がする
- 以前より明らかに流れが遅い
少しずつ流れるものの、放置すると完全につまる・逆流するといったトラブルに発展しやすいので、注意しましょう。
軽度な症状とは異なり、時間の経過で自然に解消しないので、症状に心当たりがある場合は速やかに対処してください。
重度(業者対応が必要)
少しずつ流れるトイレつまりの重度な症状とは、排水がほとんどできず、つまりが完全またはそれに近い状態で、あふれそうになる状態です。
自力での解消が難しく、無理に対処しようとするとかえって悪化する可能性があるので、速やかに業者へ依頼してください。重度に該当する症状は、次のとおりです。
- 水位が高くなり、あふれそうになる
- ほとんど流れず、水が長時間残る
- 固形物を落とした可能性がある
固形物が原因の場合、自力で対処しようとするとさらに奥へ入り込み、状況が深刻化するケースがあります。
原因がわからない場合や自力で改善しなかった場合は、早めに相談しましょう。
放置してもいい?少しずつ流れる原因別の判断基準
トイレットペーパーなど水に溶けるものが原因なら様子を見てもよいですが、異物や配管の汚れが原因の場合は放置せず対処が必要です。
つまりの原因ごとに、放置の可否と適切な対応が異なります。
| 原因 | 状態 | 放置可否と対応 |
|---|---|---|
| トイレットペーパーのつまり 排泄物のつまり |
水に溶けるものがつまっている状態 | 放置して様子見可 解消法を試す |
| 流せる製品のつまり | 水に溶けにくく配管内で引っかかりやすい状態 | 基本は放置NG 解消法を試す |
| 水に溶けない異物のつまり | 異物が排水経路をふさいでいる状態 | 放置NG 業者に依頼 |
| 排水管の汚れ・蓄積 | 配管内の汚れで流れが悪くなっている状態 | 放置NG 業者に依頼 |
トイレつまりの症状がどれに該当するか、確認してみてください。
トイレットペーパー・排泄物の蓄積:放置して様子見・解消法を試す
トイレットペーパーや排泄物が原因のつまりは、時間の経過で水に溶けて自然に解消する可能性があります。
トイレットペーパーも排泄物も水溶性なので、数時間ほど放置すれば水中で分解が進み、少しずつ流れていた水が通常どおりに戻るケースは少なくありません。
ただし、一度に大量のトイレットペーパーを流した場合や、水量不足で排泄物が溶けきらず固まっている場合は、放置しても改善しないことがあります。
半日ほど様子を見ても水の流れが戻らないときは、ぬるま湯やラバーカップなどの解消法を試してみてください。
流せる製品を流した後:放置NG・解消法を試す
「流せる」と表記された製品は、トイレットペーパーより溶けにくいため、放置せず早めに対処してください。
該当する製品の例は、次のとおりです。
- トイレ用お掃除シート(流せるタイプ)
- おしりふき(流せるタイプ)
- ペット用トイレシート(流せるタイプ)
- トイレ用クリーナーシート
- 介護用の流せる清拭シート
- 生理用品(流せるタイプ)
流せる製品は水に溶ける前提で販売されていますが、分解にかかる時間はトイレットペーパーより長くなります。
節水型トイレのように水量が少ない環境では溶けきらず、逆に水分を吸って膨張し、フィルターのように排水経路をふさいでしまう場合も珍しくありません。
無理に水を流すと、つまりが悪化するおそれがあります。便器内の水位や流れ具合を確認したうえで、ぬるま湯やラバーカップなどの解消法を試してみてください。
水に溶けない異物の混入:放置NG・業者に依頼
スマホやおもちゃ、おむつなど水に溶けない異物が原因の場合、自力での解消は困難なので業者に依頼してください。
排水経路の「せき」と呼ばれる曲がり部分に異物が引っかかると、少しずつ流れている状態でもつまりは悪化していきます。
異物を落とした心当たりがある場合は、次の手順で確認してください。
- ゴム手袋を着用する
- 紙コップなどで便器内の水を汲み出す
- 排水口の中を目視で確認する
- 手の届く範囲に異物があれば取り出す
- 見つからない・取り出せない場合は業者に依頼する
便器を無理に分解すると破損するリスクがあるため、手の届く範囲で見つからなければ速やかに専門業者へ相談しましょう。
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排水管の汚れ・蓄積:放置NG・場合によって業者に依頼
排水管内部に長年の汚れが蓄積している場合、自力での解消は難しく、業者への依頼が必要です。
築年数が20年以上の建物では、尿石や水垢などの汚れで排水管の内径が新品時の半分程度まで狭くなっていることもあります。
管内が狭くなると、トイレットペーパーや排泄物が引っかかりやすくなるので、つまりを繰り返す原因になりかねません。
自分で解消法を試して一時的に改善しても、根本の汚れが残っている限り再発するケースが多い点に注意してください。
つまりが頻発する場合は、早めに専門業者へ排水管の清掃や点検を依頼しましょう。
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トイレつまりでやってはいけないNG行動

トイレつまりで少しずつ流れる状態のとき、誤った対処をすると症状が悪化します。
焦って自己判断で行動した結果、修理費用が大幅に増えるケースも少なくありません。避けるべきNG行動は次の3つです。
- 原因不明のときや固形物のつまりで解消法を試す
- 熱湯を流す
- 何度も水を流して確認する
それぞれのリスクを把握し、症状を悪化させない行動を取りましょう。
原因不明のときや固形物のつまりで解消法を試す:つまり悪化
原因がわからない状態や、固形物を落とした可能性がある場合にラバーカップや薬剤などの解消法を試すと、つまりが悪化するリスクがあります。
ラバーカップの吸引力で固形物が排水管の奥へ押し込まれると、手の届かない位置で滞留してしまうためです。
スマートフォンやおもちゃ、おむつなどの水に溶けない固形物は、奥に移動するほど周囲に汚れが蓄積し、排水管を完全にふさいでしまうおそれがあります。
固形物が原因のつまりでは、便器の中を確認し、見える位置にあればゴム手袋やビニール袋を使って直接取り出してください。
見えない位置まで入り込んでいる場合は、自力での対処を避け、業者に依頼しましょう。
熱湯を流す:便器の割れ
つまりを溶かそうと熱湯を便器に注ぐと、便器本体が割れる可能性があり危険です。
便器は陶器製で急激な温度変化に弱く、熱湯を注いだ瞬間に素材が膨張し、破損につながります。
便器が割れた場合は本体ごと交換が必要となり、数十万円の費用が発生するケースも珍しくありません。
大手メーカーのTOTOも、熱湯の使用を公式に警告しています。
お湯を使う場合は40〜50℃のぬるま湯に留め、沸騰したお湯と同量の水道水を混ぜて温度を下げてから使用してください。
何度も水を流して確認する:溢れ・逆流
つまりが解消されたか確認するために何度も水を流す行為は、便器から汚水があふれる原因になります。
排水管がつまっている状態で水を流すと、行き場を失った水が便器内にたまり続け、最終的に逆流を引き起こすためです。
あふれた汚水は、次のようなリスクをもたらします。
- 衛生環境の悪化につながる
- 床材や建材が水濡れで劣化・腐食する
- 集合住宅では階下への漏水トラブルにつながる
- 原状回復や清掃で高額な費用がかかる
様子を見るために水を流す際は、トイレの洗浄機能ではなくバケツやペットボトルなどであふれない程度の水を注いで、流れるかどうか確認しましょう。
軽度のトイレつまりを自分で直す方法
軽度のトイレつまりで少しずつ流れる状態であれば、自分で解消できる可能性があります。
身近な道具や家庭にあるものを使った方法を、順番に試してみてください。
- ぬるま湯を流す(40〜50℃)
- ラバーカップ(スッポン)を使う
- 食器用洗剤を使う
簡単なものから順に紹介しているので、状況に合った方法を実践してみましょう。
ぬるま湯を流す(40〜50℃)

40〜50℃のぬるま湯を便器に流すと、トイレットペーパーや排泄物が柔らかくなり、つまりが解消しやすくなります。
水よりも分解スピードが速く、放置だけでは解消しなかった軽度のつまりに効果的です。
温度の目安は、お風呂の湯(約42℃)より少し熱い程度で、沸騰したお湯に同量の水道水を混ぜると50〜55℃になります。手順は次のとおりです。
- 便器内の水をコップやひしゃくで8割ほど汲み出す
- バケツに40〜50℃のぬるま湯を用意する
- やや高い位置から便器に勢いよく注ぐ
- 1時間ほど放置し、水位が下がったら再度流す
注意点として、熱湯は絶対に使わないでください。便器は陶器製のため、急激な温度変化でヒビや破損が起こる可能性があります。
便器の交換には20万円以上かかることもあるので、必ず温度を守りましょう。
ラバーカップ(スッポン)を使う

ラバーカップ(スッポン)は、排水口に密着させて引き上げる際の吸引力でつまりを解消する道具です。
トイレットペーパーや排泄物など、水に溶けるものが原因のつまりに効果を発揮します。
使用前の準備として、止水栓を閉め、便器周辺にビニール袋や新聞紙を敷いておきましょう。
便器内の水量は、カップの先端部分が完全に浸かる程度に調整してください。使い方の手順は次のとおりです。
- カップを排水口に隙間なく密着させる
- ゆっくり押し込んでカップをへこませる
- 勢いよく引き上げる
- 押し引きの動作を繰り返す
「押す」よりも「引く」動作を意識することがコツです。密着度が高いほど強い圧をかけられるので、排水口にしっかり押し当ててから引き上げましょう。
食器用洗剤を使う

食器用洗剤は、油脂質やタンパク質にも作用するので、軽度のつまりに有効な方法です。
食器用洗剤に含まれる界面活性剤が、トイレットペーパーや排泄物の表面を包み込み、水への分散を促すことでつまりを解消できます。手順は次のとおりです。
- 便器内の水をバケツやポンプで減らす
- 食器用洗剤を100ml程度、便器に直接注ぐ
- 40〜50℃のぬるま湯をゆっくり注ぎ入れる
- 20〜30分ほど放置する
- 水位が下がったことを確認し、レバーの「小」で流す
粘度の高い洗剤を選ぶと、つまりの原因に留まりやすく効果を発揮しやすくなります。
ぬるま湯との併用でつまりの原因が溶けやすくなるので、洗剤だけ入れるのではなく、ぬるま湯も注いでください。
直らないトイレつまりは業者に依頼

自力での対処を試しても改善しない場合は、専門業者への依頼を検討してください。
無理に作業を続けると、つまりが悪化して修理費用が膨らむ可能性があります。
業者依頼の判断基準
自力で対処しても改善しない場合、次の状況に当てはまるなら業者への依頼を検討してください。
- 水位が高くなり、あふれそうになっている
- 固形物を落とした可能性がある(スマホ・おもちゃ・おむつ等)
- ラバーカップやぬるま湯を試しても改善しない
- 何が原因か分からない
水に溶けない異物が原因の場合は、無理に押し込むとさらに奥へ移動し、状況が悪化するので即座に業者へ連絡しましょう。
また、2〜3時間放置しても水位や流れに変化がないケースでは、排水管の奥で深刻なつまりが起きている可能性があります。
普段からトイレの流れが悪いと感じている場合も、再発リスクが高いことから早めに相談してください。
賃貸なら管理会社や大家に連絡
賃貸物件の場合、自分で業者を手配する前に管理会社や大家へ連絡してください。
自己判断で業者を呼ぶと、修理費用が全額自己負担になる可能性があります。
賃貸契約書にも、トイレトラブル発生時は管理会社へ連絡する旨が定められているケースが多く、連絡を怠ると費用負担でトラブルになりかねません。
連絡時には、次の情報を伝えるとスムーズです。
- 発生した日時と現在の状況
- 水位や流れ具合
- 自分で試した対処法
- 水があふれそうなど緊急性の有無
管理会社へ連絡すると、提携業者を手配してもらえることが多く、休日でも対応可能な場合があります。
下記の記事では、マンションのトイレつまりの対処法を解説しているので、あわせて読んでみてください。
トイレつまり修理の費用相場
トイレつまり修理の費用相場は、軽度なら4,000円〜10,000円程度、重度なら15,000円〜30,000円以上が目安です。
原因や作業内容で金額が大きく変わるので、代表的な料金帯を把握しておきましょう。主な作業内容と費用相場は、次のとおりです。
| 作業内容 | 費用相場 |
|---|---|
| ラバーカップ・薬剤による解消 | 4,000~10,000円 |
| ローポンプ使用 | 7,000~20,000円 |
| 高圧洗浄(戸建て) | 8,000~35,000円 |
| 高圧洗浄(集合住宅) | 12,000~50,000円 |
| 便器脱着 | 10,000~40,000円 |
トイレットペーパーなど水溶性のつまりであれば、多くが15,000円以内で収まっています。
作業料金のほかに出張費や見積もり料金が加算される業者もあるため、依頼前に総額を確認してください。
トイレつまり修理の費用について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
トイレつまり修理はどこに頼む?

トイレつまりの修理業者は、料金の安さだけでなく複数の基準を設けて選ぶ必要があります。
業者のなかには料金体系が不透明だったり、作業内容の説明が不十分だったりするケースもあり、トラブルにつながることがあるためです。
- 水道局指定工事店を最優先に選ぶ
- 対応エリアかどうか確認する
- 口コミ・料金・サービス内容を比較する
信頼できる業者に共通するポイントを押さえて、依頼先を判断しましょう。
水道局指定工事店を最優先に選ぶ
トイレつまり修理を業者に依頼する際は、水道局指定工事店を最優先に選んでください。
水道局指定工事店とは、各地域の水道局から技術力や設備の基準を満たしていると認定された業者です。
トイレつまりは排水に関するトラブルなので、「指定排水設備工事事業者」に依頼するのが適切です。
指定排水設備工事事業者は責任技術者を1名以上配置しており、排水設備工事のスペシャリストといえます。
排水管の交換といった一部工事は指定工事店でなければ施工できないことから、軽度のつまりであっても指定工事店へ依頼すれば幅広い状況に対応してもらえます。
料金トラブルのリスクを抑える意味でも、水道局の認定を受けた業者を選びましょう。
以下の記事では、水道局指定工事店と非指定店の違いを解説しているので、業者選びに活用してください。
対応エリアかどうか確認する
業者を選ぶ際は、自宅が対応エリアに含まれているか事前に確認してください。
対応エリア外の業者に依頼すると、出張費や交通費が別途加算される場合があります。
業者ごとに対応エリアは大きく異なり、全国展開の業者でも地域ごとにカバー範囲が限られているケースは少なくありません。
イースマイルは北海道から関東まで幅広く対応していますが、水道急便は東北6県のうち宮城・秋田・岩手・山形・福島・栃木のみが対象です。
水コネクトも関東と関西の一部に限定されています。業者の公式サイトには対応エリアが記載されているので、問い合わせ前に必ずチェックしましょう。
エリア内の業者に絞ることで、余計な費用を抑えられます。
口コミ・料金・サービス内容を比較する
対応エリアで業者を絞り込んだら、口コミ・料金・サービス内容を比較して最終判断しましょう。
料金だけで選ぶと、追加費用の発生や作業品質の低さで後悔するケースがあるためです。比較する際は、次のポイントを確認してください。
- 実際の利用者による口コミ評価と件数
- 料金体系が明確か(基本料金・作業料金・出張費の内訳)
- 見積もり無料か、追加料金の条件が記載されているか
- 保証制度の有無
複数の業者を一つずつ調べるのは手間がかかるので、請求書つきの口コミが掲載された比較サイトを活用すると効率的です。
実際に支払った金額と作業内容がセットで確認でき、料金の相場感もつかめます。
トイレつまりを防ぐ予防方法

トイレつまりは、日頃の使い方を見直すだけで発生リスクを大幅に減らせます。
修理や業者依頼の手間・費用をかけないためにも、普段から次の4つのポイントを意識して実践してみてください。
- 一度に大量のトイレットペーパーを流さない
- 水に溶けないものを流さない
- 小物を持ち込まない
- 誤った節水をしない
それぞれ今日から取り入れられる対策なので、確認してみましょう。
一度に大量のトイレットペーパーを流さない
トイレットペーパーは水に溶ける素材ですが、一度に大量に流すと溶けきらず排水管内に滞留します。
溶解には一定の時間がかかるので、大量のペーパーが排水管の通り道を狭めてつまりを引き起こすのです。
排泄物と同時に流す場合は水量が不足しやすく、さらにリスクが高まります。目安として、1回に使う量はシングルなら5〜6m、ダブルなら3〜4m程度に抑えましょう。
多く使いたいときは、数回に分けて流すだけでつまりの予防につながります。
水に溶けないものを流さない
ティッシュペーパーや紙おむつ、生理用ナプキンなど、水に溶けない製品はトイレに流さないでください。
トイレットペーパー以外の紙製品は、水中で繊維がほぐれず排水管内に留まります。猫トイレの砂も水分を吸収して膨張するので、つまりの原因の一つです。
食べ残しや油分を含む調味料、カップラーメンの残り汁なども、脂肪分が排水管に付着して蓄積するため流してはいけません。
水に溶けない固形物が原因のつまりは自然に解消せず、ラバーカップでも取り除けないことから、修理費用が高額になるケースもあります。
「流せる」と表記のない製品は、必ずゴミ箱に捨てましょう。
小物を持ち込まない
トイレにスマホやアクセサリーなどの小物を持ち込まないことも、つまり予防の基本です。
小物は単体では排水管をふさがなくても、トイレットペーパーや排泄物が絡みつき、つまりを引き起こす原因になります。
ポケットに入れたライターやハンカチ、鍵などは、かがんだ拍子に便器へ滑り落ちるケースも考えられるでしょう。子どものおもちゃやボールペンも同様です。
排水管内に小物がとどまると、管の亀裂やつなぎ目の変形といった二次被害を招く恐れもあります。
トイレに入る際は必要最低限のもの以外を持ち込まないよう習慣づけてください。
誤った節水をしない
トイレタンクにペットボトルを入れる節水法や、常に「小」レバーで流す習慣は、つまりの原因になるため避けてください。
トイレタンクの水量は、便器内の内容物を確実に押し流せる設計です。
ペットボトルを沈めると必要な水量を確保できず、トイレットペーパーや排泄物が排水管内に残りやすくなります。
また、大便時に「小」で流すと水量・水圧が不足し、管内に残ってしまうこともあるので、大便時は必ず「大」、小便時は「小」と正しく使い分けましょう。
なお、トイレつまりの予防法をさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も読んでみてください。
トイレつまりが少しずつ流れるときの対処まとめ
トイレつまりで少しずつ流れる症状が出たら、原因を見極めたうえで適切な対処法を選ぶことが大切です。
トイレットペーパーや排泄物が原因であれば、ぬるま湯やラバーカップなど自力での解消を試してみてください。
固形物の混入や排水管の汚れが原因の場合は、放置すると水位上昇や溢水、悪臭といったトラブルに発展するので、早めに業者へ依頼しましょう。
『水道修理のセーフリー』では、トイレつまりの業者を絞り込み検索して口コミや料金などを比較したうえで検討できます。
少しずつ流れるからといって放置するのではなく、早めに原因を特定して適切に対処しましょう。
トイレつまりの修理業者の口コミを比較する
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トイレつまりで水が少しずつ流れるときによくある質問
-
トイレの水が少しずつ流れるのは放置しても大丈夫ですか?
放置はおすすめできません。少しずつ流れる状態はつまりの初期症状であり、放置すると完全につまることがあります。
時間が経つほど汚れや紙くずが固着し、修理費用が高額になるリスクもあるため、早めの対処が大切です。
-
トイレが少しずつ流れるとき、自分で直せる方法はありますか?
軽度のつまりであれば、ラバーカップ・ぬるま湯・重曹とクエン酸を使って解消できる場合があります。
トイレットペーパーなど水に溶けるものが原因のときは効果的ですが、固形物が原因のときは無理に行わず、業者に依頼するのが安全です。
-
トイレつまりの修理費用はいくらくらいかかりますか?
軽度のつまりなら5,000〜10,000円程度で解消できます。
高圧洗浄や便器の脱着などを伴う重度の作業になると、20,000円〜40,000円以上かかることもあります。
夜間・出張対応には追加料金が発生する場合もあるため、事前に見積もりを確認しましょう。
-
賃貸住宅でトイレがつまった場合、修理費用は誰が負担しますか?
設備不良や配管の老朽化が原因であれば、大家や管理会社が負担します。
反対に、トイレットペーパーの流しすぎや固形物の誤流など、入居者の過失によるつまりは入居者負担です。
必ず修理前に管理会社へ連絡し、勝手に業者を呼ばないようにしましょう。
-
トイレつまりを防ぐための効果的な予防策はありますか?
トイレットペーパーを適量にとどめ、水に溶けないものを流さないことが基本です。
さらに、過度な節水を避けて週1〜2回の掃除を習慣化すれば、排水管の汚れや尿石の蓄積を防げます。
定期的な清掃が最も効果的な予防策といえます。
-
ラバーカップを試しても改善しない場合、次にできることはありますか?
食器用洗剤100mlとぬるま湯を組み合わせた方法を試してみましょう。
界面活性剤がつまりの原因を包み込むため、吸引だけでは取り切れなかった汚れに作用することがあります。
それでも流れが戻らない場合は、排水管の奥に原因がある可能性が高く、ローポンプや高圧洗浄が必要なため業者への依頼が適切です。
-
節水型トイレはつまりが起きやすいのでしょうか?
節水型トイレは使用水量が少ないため、流せるウェットシートや介護用シートが溶けきらずに残るリスクが一般的なトイレより高くなります。
水分を吸収して膨張した製品がフィルターのように排水経路をふさいでしまうケースも珍しくありません。
節水型トイレを使用している家庭では、流せる製品の使用を控え、ペーパーは少量ずつ数回に分けて流すことが重要です。
-
トイレつまりの修理費用は火災保険で補償されますか?
火災保険の「水濡れ」や「破損・汚損」特約に加入していれば、つまりによって床や建材が損傷した場合に補償を受けられることがあります。
ただし、修理費用そのものは補償対象外となるケースが多いため、契約内容を事前に確認することが大切です。
賃貸の場合は家財保険や借家人賠償責任保険の適用範囲もあわせて確認してみてください。
-
悪質な水道修理業者を避けるには、どのような点を確認すればよいですか?
事前見積もりを出さずに作業を始める業者や、「今すぐ契約しないと料金が上がる」と急かしてくる業者には注意が必要です。
水道局指定工事店かどうかの確認に加え、口コミサイトで実際の請求書が掲載されているレビューを確認すると、料金の透明性を判断しやすくなります。
万が一依頼後に不当な請求をされた場合は、国民生活センターや消費生活センターへの相談を検討してください。
-
つまりが何度も繰り返す場合、便器ごと交換したほうがいいケースはありますか?
排水管内の汚れ蓄積が原因であれば、高圧洗浄や管の交換でつまりの再発を防げる場合がほとんどです。
ただし、築20年以上の物件で配管の老朽化が著しい場合や、便器のトラップ形状が汚れをため込みやすいタイプの場合は、便器交換が根本解決につながることもあります。
繰り返すつまりが続く場合は、まず業者に点検を依頼して原因を特定してから、修繕か交換かを判断するのが最善の流れといえるでしょう。

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