2022.04.18
本記事では、トイレの手洗い管の水が止まらない原因と対処法を紹介します。
トイレには手洗い管と呼ばれる、タンクに水が流れていく場所がありますが、タンク内などでトラブルがあると水が止まらなくなってしまうので注意が必要です。
この記事を読めば、手洗い管から水が止まらないときの応急処置、根本的な解決法が分かります。放置したときの水道代なども紹介しているので、トラブルに悩む方はぜひ参考にしてください。
この記事を監修した専門家

中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
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この記事へのコメント
この記事をご覧いただきありがとうございます。みんなの町の水道職人の佐々木善伸です。 トイレの手洗い管から水が止まらないと、不安になりますよね。 この記事では、原因の見分け方や応急処置などをわかりやすくご紹介しています。
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記事の内容
トイレの水が止まらないときは止水栓を閉めて応急処置

トイレの水が止まらないときは、まず止水栓を閉めて応急処置をしましょう。
止水栓を閉めれば、手洗い管をはじめとした給水を一時的に止めることが可能です。
止水栓は通常、トイレタンクの近くの壁や床にあります。マイナスドライバーで閉められるタイプが一般的ですが、中には手で閉められるハンドルタイプもあるので、形に合わせた対応をしましょう。
止水栓を閉めてタンクへの給水を止め、その後に蓋を開けて原因を探ってください。ウォシュレットの場合は、電源プラグを事前に抜いて漏電を防止することも大切です。

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水が止まらない時は、まず何をしたら良いですか?
まず、止水栓を閉めて水の流れを止めましょう。止水栓は、タンクの横か床付近にあります。これは、応急的に水漏れを止めるための基本的な対応になります。
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手洗い管の水が止まらない原因はタンク内を見て確認

手洗い管の水が止まらない原因は、タンク内を見ると確認できます。
水位によって原因を見分けられるので、以下を参考に原因を突き止めてください。
水位がオーバーフロー管より上
タンク内の水位が、オーバーフロー管に刻印されていることが多い規定の水位ライン(WL)よりも高い場合、以下のような給水をコントロールする部品に異常があると考えられます。
- ボールタップの不具合・劣化
- 浮き玉の不具合・劣化
まず第一に、タンク内の水位を感知し、給水を調整する役割を持つ浮き玉が何かに引っかかっていたり、破損している可能性が考えられます。
これにより、正常に水位を検知できないことが、水が止まらない主な原因です。
また、浮き玉の動きに連動して給水量を調節するボールタップが故障している場合も、給水が止まらず水位が上がり続ける原因となります。
水位がオーバーフロー管より下
オーバーフロー管の先端よりも水位が低いのに水が流れ続ける場合は、以下のような排水に関わる部品に問題があると考えられます。
- フロートバルブの不具合・劣化
- 鎖の不具合
レバーと排水口のゴムフロートをつなぐ玉鎖が絡まったり外れたりしていると、ゴムフロートが完全に排水口を塞ぐことができず、水が流れ続けてしまいます。
また、 排水口を塞ぐゴム製の部品であるゴムフロートが経年劣化で硬くなっていたり、小さなゴミなどが挟まっていたりするのも水が止まらない原因の1つです。この場合、排水口との間に隙間ができて水が止まらなくなります。
水位関係なく業者に依頼するべき状況
水位に関わらず、以下のような状況であれば、自分で対応せずに専門の業者に依頼することをおすすめします。
- オーバーフロー管の破損
- タンク本体の破損
オーバーフロー管そのものが破損しているときは、交換が必要です。
タンク内の部品を取り外したり、調整したりしなければならないため、プロの業者に依頼して安全に対処してもらいましょう。
また、タンク本体に異常があるときも、業者への依頼が賢明です。重大な水漏れなど、状態を悪化させるリスクも大きいので、無理はせずに早めの相談を心がけましょう。
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タンクの中を見るのは少し不安ですが、どこに注目すれば良いですか?
まずは、浮き球とボールタップの動きを確認してください。これらが正常に動かないと、給水が止まらず手洗い管に水が出続ける原因になります。
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手洗い管の水が止まらないときのタンク内部品の交換手順

続いて、手洗い管の水が止まらないときのタンク内部品の交換手順を紹介します。
ボールタップ、浮き玉、オーバーフロー管など、それぞれの交換方法を手順付きで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ボールタップの交換手順

ボールタップの交換手順は、以下の通りです。
- 止水栓を閉める
- レバーを引いてタンク内の水を抜く
- 古いボールタップの給水管を取り外す
- 手洗い管や補助水管を外す
- 古いボールタップ本体を外す
- 外したのと逆の手順で新しいものを取り付ける
- 給水管を接続する
- パッキンが正しく付いているか確認する
- 動作確認をする
- 止水栓を開ける
止水栓を閉めた後、レバーを一度引いてトイレの水を流すと、タンク内が空になって作業しやすくなります。モンキーレンチなどを使い、給水管や手洗い管などを取り外すと、ボールタップ本体が外れるはずです。
その後、逆の手順で新しいボールタップを取り付け、動作確認などをしましょう。止水栓を開け、問題なく水が流れ、ほどよいところで止まれば交換完了です。
ボールタップの交換手順を詳しく知りたい方はこちら!
浮き玉の交換手順
浮き玉の交換手順は、以下の通りです。
- 止水栓を閉める
- レバーを引いてタンク内の水を抜く
- 接続部のネジを外す
- 古い浮き玉を外す
- 新しい浮き玉を取り付ける
- 動作確認をする
- 止水栓を開ける
浮き玉は、ボールタップとの接続部分の仕組みが、製品によって異なります。ネジ式はネジを外し、引っ掛け式はアームを操作して引っ掛かりを外してください。クリップ式は、クリップを外すだけでOKです。
その後、新しい浮き玉を外したときと逆の手順で取り付け、動作に問題がないか確認します。最後に止水栓を開け、水漏れなどの問題がないか確認すれば完了です。
フロートバルブ・鎖の交換手順

フロートバルブ・鎖の交換手順は、以下の通りです。
- 止水栓を閉める
- レバーを引いてタンク内の水を抜く
- 鎖を引き上げる
- 古いフロートバルブを取り外す
- 古い鎖を取り外す
- 新しいフロートバルブを取り付ける
- 新しい鎖を取り付ける
- 動作確認をする
- 止水栓を開ける
フロートバルブは排水口に被さっているだけの場合と、軽いツメなどで固定されている場合があります。どのように設置されているのか確認し、鎖で引き上げながら慎重に取り外しましょう。
鎖はフロートバルブとレバーにそれぞれ接続されているので、フックなどを外しながら取ってください。両方が外れたら、それぞれ新しいものを取り付け、動作確認を行います。
レバーを引いたときに鎖に引っ張られ、フロートバルブが持ち上がれば交換完了です。
フロートバルブの交換手順は、以下の記事も参考にしてください。
手洗い管の水が止まらない!放置したときの水道代

手洗い管の水が止まらない状態で放置したときの水道代は、以下の通りです。
| 流れっぱなしの時間 | 水道料金 |
|---|---|
| 0時間 | 3,212円程度 ※1ヵ月の平均水道代 |
| 2時間 | 3,446円程度 |
| 3時間 | 3,564円程度 |
| 6時間 | 3,916円程度 |
| 12時間 | 4,613円程度 |
| 24時間 | 6,468円程度 |
6時間程度までであれば、普段よりも数百円高い程度で済みますが、半日以上流れ続けると水道代がかなり高額になってくることが分かります。
余計な水道代をかけないためにも、できるだけ早い段階で修理を依頼するのがおすすめです。止水栓を閉めれば、一時的に水を止められるので、修理が完了するまでは閉めて対処しましょう。
ただし、止水栓を閉めるとトイレが使えないので、早めに修理して止水栓を開けてください。
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水がずっと出てると水道代も心配になりますね。どれくらい増えるんですか?
1日中流れ続けると1日でおよそ200〜300リットルもの水が無駄になります。1か月放置すると数千円単位の負担になる場合があります。
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トイレタンクの修理にかかる料金の相場

トイレタンクの修理にかかる料金相場を紹介します。
修理業者に修理を依頼する際の参考にしてください。
| 料金内訳 | 料金相場 |
|---|---|
| 基本料金 | 0円~5,000円程度 |
| 部品代(フロートバルブ・ボールタップなど) | 5,000円~10,000円程度 |
| 手洗い管の交換 | 5,000円~ |
| 出張料金 | 0円~ |
| 見積もり料金 | 0円~ |
手洗い管の修理料金は、トラブルの原因や交換するパーツによって異なります。フロートバルブの交換程度であれば、基本料金と合わせても15,000円以内で修理できることが多いでしょう。
見積もり料金は無料の修理業者がほとんどですので、料金が心配な方は見積もりだけでも相談してみてください。
トイレ手洗い管の水が止まらないときはプロに修理を依頼!
今回は、トイレ手洗い管の水が止まらないときの応急処置と対処法を紹介しました。
自力で直せない、原因が分からないなどといった場合は、『水道修理のセーフリー』に掲載されている業者の利用を検討してみてください。トイレ修理に対応できる業者が多数掲載されており、比較検討できます。
料金や口コミなどから比較し、自分にピッタリの業者を選べる便利なサイトです。
実績があり、経験豊富なスタッフの揃う業者ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
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トイレの手洗い管から水が止まらないときのよくある質問
-
なぜトイレの手洗い管から水が止まらないのですか?
トイレの手洗い管から水が止まらない場合、いくつかの原因が考えられます。主な原因は、タンク内に設置されている浮き玉やボールタップなどの故障や不具合です。
原因が分からないときは止水栓を閉め、タンクの蓋を開けてオーバーフロー管より水位が上かどうかチェックしましょう。水位によって、原因を簡単に見極めることができます。
-
トイレの手洗い管から水が止まらない場合、まず何をすれば良いですか?
まずは、応急処置としてトイレの近くにある止水栓を閉めて、水の供給を止めます。これにより、水が流れ続けるのを一時的に止めることが可能です。
止水栓を閉めて給水を止めた後は、原因を探って根本的な解決をするための対処をしてください。
-
トイレの手洗い管の不具合は自分で修理できますか?
自分で修理できる場合もありますが、原因が分からないときは水道修理業者への相談がおすすめです。『水道修理のせーフリー』には、手洗い管をはじめとしたトイレの修理ができる業者が多数掲載されています。
いずれの業者も優良なので、ぜひチェックしてみてください。
-
トイレの手洗い管から水が止まらないときの修理費用の目安はどのくらいですか?
修理費用は、原因や交換する部品によって大きく異なります。簡単な調整で済む場合もあれば、部品交換が必要になり高額になる場合もあります。
費用に関して不安がある場合は、事前に業者に見積もりを依頼しましょう。
-
手洗い管から水が出たまま放置したら水道代はどれくらいになりますか?
トイレの手洗い管から水が止まらないまま放置すると、数時間だけでも数百円~千円程度の水道代がかかります。半日~1日放置すると、想像以上に水道代が高額になることもあるので、注意しましょう。
余計な水道代をかけないためにも、できるだけ早い段階で対処することが大切です。

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