2025.03.20
トイレのタンクのみ交換する方法を解説します。
トイレタンクがひび割れたり、水漏れが発生したりした場合には、タンクのみ交換して対応できる場合があるので、条件を確認しましょう。
交換可能な条件や機種による違いを知らないまま業者に依頼すると、不要な費用がかかることもあるので、本記事にて確認しましょう。
タンクのみ交換する判断から具体的な手順まで把握できるので、ぜひ本記事を参考にしてください。
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記事の内容
トイレタンクのみ交換できる・できない条件
トイレタンクの交換可否は、トイレの種類や設置状況により大きく異なります。
タンクのみの交換が可能なケースと不可能なケースを正確に把握すれば、費用負担を軽減可能です。事前に確認し、自宅のトイレがタンクのみ交換できるのか把握しましょう。
タンクのみ交換できるのは原則「組み合わせトイレ」

組み合わせトイレとは、便器とタンクが別々のパーツで構成されているトイレを指します。タンクと便器が独立しているため、タンクのみ交換可能です。
ただし、組み合わせトイレであっても、いくつかの条件を満たす必要があります。タンクのみの交換が可能となる主な条件は、次のとおりです。
- メーカーが同型タンクを現在も製造・供給している
- 便器側に破損・ひび割れ・劣化がない
- 製造終了から10年未満のトイレである
- 給水位置(止水栓の位置)・給水方式が現行タンクと一致している
組み合わせトイレでも条件次第では交換できないケースがあるため、交換できるかどうかを確認しましょう。
タンクのみの交換ができない「タンク一体型トイレ」

タンク一体型トイレは、便器とタンクが一体成型されているので、タンクのみの交換ができません。
一体型の構造上、タンク部分だけを取り外すことが物理的に不可能です。また、組み合わせトイレであっても、次の条件に該当する場合はタンク単体での交換が難しくなります。
- メーカーがタンク単体の製造・供給を終了している
- 製造から10年以上経過している古いトイレである
- 便器側にひび割れ・水漏れ・劣化がある
- 新旧タンクで固定位置・排水構造が合わない
- メーカーが「タンク単体交換不可」と明示している機種である
タンク交換の可否を判断するには、まず自宅のトイレがどの型式なのかを確認しましょう。
トイレタンク交換が必要になる主な症状

トイレタンクの交換が必要になるのは、修理では対応できない深刻な不具合が発生した場合です。
症状を放置すると水道代の増加や床の水濡れなど、二次被害につながる可能性があります。タンク交換を検討すべき症状は、次のとおりです。
- タンクにひび割れ・亀裂が入っている
- タンク本体から水が漏れている
- 何度修理しても水が止まらない・たまらない
- タンク内部が著しく劣化・変形している
該当する症状が見られる場合は、早めの対応が求められます。それぞれの症状を確認して、適切に対処しましょう。
タンクにひび割れ・亀裂が入っている
タンクに3mm以上のひび割れや亀裂が入っている場合は、修理ではなくタンク交換が必要なケースです。ひび割れを放置すると、突然タンクが破損して大量の水が漏れ出すリスクがあります。
ひび割れが発生しやすい箇所は、次のとおりです。
- タンク底部の便器との接合面
- 給水管の接続部分周辺
- 密結ボルトで固定されている箇所
- タンク側面や背面の薄い部分
ひび割れが小さく水漏れしていない状態でも、時間の経過とともに亀裂が拡大していきます。
とくに冬場は水温の変化により陶器が膨張・収縮するので、ひび割れが悪化しやすい環境です。発見した時点で早めに交換しましょう。
タンク本体から水が漏れている
タンク本体から水が漏れている場合は、パッキンや内部部品の交換では対処できないケースもあり、タンク交換を検討する必要があります。
水漏れを放置すると床材の腐食やカビの発生につながるため、早めに対処しましょう。タンク本体から水漏れが発生しやすい箇所は、次のとおりです。
- タンクと便器の接合部分
- 給水管の接続箇所周辺
- オーバーフロー管の根元部分
- タンク底面や側面の陶器表面
パッキンを交換しても水漏れが改善しない場合は、タンク本体に問題があると判断できます。
水漏れの量が少なくても、継続的に発生している場合は、タンク交換を検討してください。
何度修理しても水が止まらない・たまらない
フロートバルブやボールタップなどの内部部品を交換しても水が止まらない、またはタンクに水がたまらない場合は、タンクの交換が必要です。
修理を繰り返すと部品代や工賃がかさみ、結果的にタンク交換より高額になる可能性もあります。修理では改善しない主な症状は、次のとおりです。
- ボールタップを交換しても給水が止まらない
- フロートバルブを新品にしても水が流れ続ける
- オーバーフロー管から常に水が溢れている
- タンク内の水位が規定値まで上がらない
タンク内部の固定部分やネジ穴が経年劣化で変形していると、新しい部品を取り付けても正常に機能しません。
とくに2回以上同じ修理を繰り返している場合は、タンク交換を視野に入れて検討してください。
タンク内部が著しく劣化・変形している
タンク内部が著しく劣化または変形している場合は、部品交換では対応できないため、タンク本体の交換が必要です。
長期間使用したタンクは、水垢や錆の付着、陶器の経年劣化により内部構造が損なわれていきます。タンク内部で劣化・変形が発生しやすい箇所は、次のとおりです。
- オーバーフロー管の取り付け部分の歪み
- ボールタップやフロートバルブの固定穴の拡大
- タンク底面の水垢や錆による凹凸
- 内壁の表面剥離や変色
タンク内部を目視で確認して著しい劣化が見られる場合は、交換を前提に業者へ相談してください。
トイレタンクの交換前に確認すること

トイレタンクを交換する前には、確認すべきことがあるので、次のポイントを把握しましょう。
- 賃貸の場合は管理会社や大家に交換許可をとる
- 型番の見つけ方(タンク側面ラベル等)
- 給水位置/固定位置の確認
- メーカーに「タンク単体可否・供給有無」を確認する流れ
事前に確認すれば、無駄な費用や時間を削減できるので、それぞれ確認したうえでトイレタンクを交換してください。
賃貸の場合は管理会社や大家に交換許可をとる
賃貸物件でトイレタンクを交換する場合は、必ず事前に管理会社または大家へ連絡して許可を取らなければなりません。
賃貸物件の設備は借主の所有物ではないので、無断で交換すると契約違反となり、原状回復費用を請求される可能性があります。
許可を取る際に確認すべき内容は、次のとおりです。
- 交換費用は誰が負担するのか
- 業者の指定があるかどうか
- 交換後の設備の所有権はどうなるか
- 退去時の原状回復義務の有無
とくに費用負担については、詳細まで明確にしましょう。設備の故障が経年劣化によるものであれば、貸主負担となる場合がほとんどです。
賃貸物件では必ず書面やメールで許可を得て、記録を残しておいてください。
型番の見つけ方(タンク側面ラベル等)
新しいタンクを見つけるためにも、トイレタンクの型番を正確に把握しましょう。型番がわからないと、メーカーへの問い合わせや部品の取り寄せが難しくなります。
型番はタンク本体や便器に記載されているため、次の場所を確認してみましょう。
- タンク外側の正面または側面の刻印
- 便器内側の排水口付近の印字
- 取扱説明書や保証書
ラベルが劣化して読めない場合は、便器の型番からタンクの適合品を特定しましょう。
メーカー名と製品シリーズ名がわかれば、メーカーのお客様サポートセンターで型番を調べてもらえます。
給水位置/固定位置の確認
給水位置と固定位置の確認も、新しいタンクが取り付け可能かどうかを判断するために必要です。
給水管の接続位置やタンクを固定するボルト穴の位置が合わないと、新しいタンクを設置できません。確認すべき主な項目は、次のとおりです。
- 給水管が左右どちら側から接続されているか
- 給水方式が底面給水か側面給水か
- 密結ボルトの固定穴の位置と数
- タンクと便器の接合面の形状
給水位置は、タンクの左側面や右側面、底面のいずれかに設置されています。底面給水と側面給水では使用するタンクの種類が異なるので、確認が必要です。
現在のタンクを写真で記録しておくと、業者やメーカーへの相談時に正確な情報を伝えられます。
メーカーに「タンク単体可否・供給有無」を確認する流れ
メーカーへ直接問い合わせることで、タンク単体での交換が可能かどうかを正確に判断できます。
実際に部品供給が継続されているかは製造時期や在庫状況によって異なるので、メーカーに確認しましょう。メーカーへの確認手順は、次のとおりです。
- タンクの型番とメーカー名を控える
- メーカーの公式サイトでお客様サポートの連絡先を確認する
- 電話またはメールでタンク単体交換の可否を問い合わせる
- 部品供給の有無と納期を確認する
- 代替品がある場合は互換性と価格を確認する
問い合わせの際は、トイレの設置年数や現在の症状も伝えると、より適切なアドバイスを受けられます。
メーカーから得た情報をもとに、交換方法や費用を比較してください。
トイレタンクの交換費用の相場

トイレタンクの交換費用の目安は、次のとおりです。
上記はあくまで目安ですが、トイレタンクを交換する際の予算を決める参考にしてください。
トイレタンクだけ交換:6万~8万円
トイレタンクだけ交換する場合の費用目安は、6万~8万円ほどです。タンク本体費用と工事費用が発生するため、交換するタンクの種類と施工する業者の価格設定によって、費用が変わります。
トイレを一式交換するより、トイレタンクだけ交換する場合の費用相場は安い特徴があります。
なお、下記の記事で、トイレタンクの水漏れ修理を依頼する際の費用相場を詳しく解説しているので、あわせて読んでおきましょう。
トイレを一式交換:10万円
トイレを一式交換する場合は、トイレタンクと便器をセットで取り換える必要があり、トイレタンク単体を交換するより費用相場が高いです。具体的には、10万円ほどでトイレタンクと便器を一式交換できます。
交換するトイレのグレードによって費用相場が変わるため、予算と相談しながら交換するトイレを選びましょう。
トイレタンクだけでなく一式交換がおすすめな理由
トイレタンクを交換する際は、トイレタンクだけを取り換えるのではなく、一式交換がおすすめです。なぜなら、トイレタンクだけを交換する際に、設置から10年以上が経過して、メーカーが製造を中止している可能性が高いからです。
トイレタンクの寿命は約10年なので、交換時期には在庫がない可能性が高いため、一式交換で新しいトイレに取り換えるよう推奨されています。
また、トイレタンクと便器でセット購入すれば、別々で交換するより費用を抑えられるため、一式交換がおすすめです。
タンクレストイレに交換:13万~20万円
タンクレストイレに交換する場合は、13万~20万円ほどの費用が発生します。タンクレストイレは、タンクなしで水道管から直接水を流す仕組みであり、手洗いを別途設置する必要があります。
また、本体価格も従来のトイレより高いため、13万~20万円ほどは予算として押さえ、別途手洗いスペースを設置する場合は追加予算を検討しましょう。
交換費用を抑えるコツ
トイレタンクやタンクレストイレの交換費用を抑えるコツは、次のとおりです。
- 国や自治体の補助金を利用する
- 工事内容を限定する
- トイレ本体費用を抑える
- 複数の業者に相見積もりを依頼する
できるだけ費用を抑えるために、国や自治体の補助金制度を利用して、リフォーム費用の足しにする方法があります。
他にも工事内容を限定し、型落ちのトイレを選んだり、インターネットで購入したりと、トイレ本体費用を抑える方法も効果的です。
複数の業者に相見積もりを依頼して、予算内で交換を依頼できる業者を見極めることも大切です。
トイレタンク交換の費用を抑える方法

トイレタンクの交換費用は、工夫次第で抑えられます。費用を抑える方法は、次のとおりです。
- 補助金を活用する
- タンクは自分で購入し交換作業のみを依頼する
- 比較サイトで安い業者を探す
それぞれの方法を組み合わせることで、通常よりも安くタンク交換を実現できます。
補助金を活用する
各自治体では、トイレのリフォームに対して補助金や助成金を交付しています。
とくに節水型トイレへの交換やバリアフリー改修を目的とした工事では、補助金の対象となる可能性が高いです。
補助金を利用できれば、交換費用の一部を負担してもらえるため、経済的な負担を大幅に軽減できます。
補助金の申請には、工事前に申請しなければならない自治体がほとんどです。申請書類の準備や審査に時間がかかる場合もあるので、余裕を持って手続きを進めましょう。
お住まいの自治体で利用可能な補助金制度があるか、早めに調べておくことがおすすめです。
タンクは自分で購入し交換作業のみを依頼する
交換費用を抑える有効な方法の一つが、タンクを自分で購入し、交換作業のみを業者へ依頼する方法です。
業者にすべてを任せる場合、材料費と施工費が一括で請求されるため、部材の仕入れ価格に業者の手数料が上乗せされることがあります。
ネット通販やホームセンターでは、メーカー純正タンクを比較的安く購入可能です。
ただし、型番が異なると取り付けができなかったり、水漏れの原因になったりする恐れがあるので、適合品を必ず確認しましょう。
タンクを自分で購入し工事のみを依頼する場合は、作業工賃のみで済むため、合計費用を数万円ほど節約できる可能性があります。
比較サイトで安い業者を探す
トイレタンク交換の費用を抑えるには、複数の業者を比較して見積もりを取ることがおすすめです。
業者ごとに料金体系や施工内容が異なるので、同じ作業でも価格差が数万円生じることがあります。
比較サイトを活用すれば、一度の入力で複数社の見積もりを簡単に取得でき、最適な業者を効率的に見つけられるでしょう。
単に最安値の業者を選ぶのではなく、施工保証やアフターサービスの有無もチェックしてください。一見安く見えても、工事後の不具合対応が別料金となる場合があります。
比較サイトを活用すると、相場感をつかみつつ信頼できる業者を選定できるため、費用と施工品質の両面で無駄がありません。
水道修理のセーフリーでトイレの交換業者を比較する
トイレタンクの交換依頼先の選び方

トイレタンクの交換を依頼する業者を選ぶ際は、次のポイントを意識してみてください。
- タンク交換実績がある業者を選ぶ
- 見積もり内訳が明確である
- メーカー対応・正規部品を幅広く取り扱っている
- アフター対応・施工保証がある
- 複数社で比較する前提を嫌がらない
複数の要素を確認すれば、費用と品質のバランスが取れた依頼先を見極められます。
タンク交換実績がある業者を選ぶ
トイレタンクの交換を依頼する際は、タンク交換の施工実績が豊富な業者のほうが安心です。
トイレの構造はメーカーや機種で異なり、経験の浅い業者では正確な取り付けや水漏れ防止の調整が困難な場合があります。
トイレタンクの交換実績が豊富な会社の特徴は、次のとおりです。
- 過去の施工事例がホームページや写真で公開されている
- 交換対応メーカーの種類が豊富である
- 作業員が有資格者(給水装置工事主任技術者など)である
- 口コミやレビューで施工品質の評価が高い
とくに複数メーカーの施工実績がある業者は、型番違いや仕様変更にも柔軟に対応できます。経験豊富な職人がいる業者を選ぶことで、交換後の不具合リスクを軽減可能です。
見積もり内訳が明確である
トイレタンク交換を業者に依頼する際は、見積もり内容の明確さが信頼性を判断する基準になります。
費用の内訳が不透明なままだと、あとから追加料金を請求される可能性があるので、注意しましょう。見積もりで確認すべき主な項目は、次のとおりです。
- タンク本体代と交換工賃が別々に記載されている
- 出張費や処分費などの諸費用が明記されている
- 追加工事が発生する条件が事前に説明されている
- 保証やアフターサービス費用が含まれているか確認できる
見積もり内容が具体的に記載されていれば、料金トラブルを防げます。反対に「一式」のような、曖昧な表記が多い見積もりは注意が必要です。
メーカー対応・正規部品を幅広く取り扱っている
トイレタンクの交換を依頼する業者選びにおいて、各メーカーに対応し、正規部品を取り扱っているかどうかも判断材料の一つです。
メーカーごとにタンクの構造や部品形状が異なるので、正規品以外を使用するとサイズや固定位置が合わず、水漏れや動作不良の原因となる恐れがあります。
メーカー認定業者であれば、メーカー基準に沿って施工されるため、品質面での安心感が高いです。
正規部品を使用していれば、故障した場合でもメーカー保証の対象になる可能性があります。
幅広いメーカーに対応し、正規部品で確実に施工できる業者を選ぶことが、長期的にも安心です。
アフター対応・施工保証がある
トイレタンク交換後のトラブルに備えて、アフター対応と施工保証が充実している業者を選びましょう。施工保証で確認すべき主な内容は、次のとおりです。
- 保証期間が1年以上設定されている
- 保証対象となる不具合の範囲が明記されている
- 施工後の定期点検サービスがある
- 緊急時の連絡先と対応時間が明確である
保証期間が設定されている業者であれば、施工に起因する不具合を無償で修理してもらえるため、安心感が大きく異なります。
とくに施工後1〜2週間以内は不具合が発生する可能性があるので、最低でも1年間の保証があると安心です。
保証書を必ず発行してもらい、保証内容を書面で確認しておきましょう。
複数社で比較する前提を嫌がらない
信頼できる業者を見極める際は、複数社での比較を前提にしても快く対応してくれるかどうかを確認しましょう。
優良業者ほど、自社の見積もり内容や施工品質に自信を持っており、他社と比較されることを嫌がりません。
反対に、急かすような営業姿勢や即決を求める対応をする業者ほど、料金や作業内容に不透明な部分がある可能性が高くなります。
見積もりを比較する目的は、最安値の業者を選ぶことではなく、費用と品質、保証内容のバランスを見極めることです。
比較を前提にしても誠実に対応する業者であれば、施工後も安心して任せられます。複数社を比較したうえで、最も納得できる条件を提示する業者を選びましょう。
トイレタンクを自分で交換する方法

トイレタンクは自分でも交換できますが、水漏れや破損につながるリスクがあるため、十分な知識と注意が必要です。
構造や作業手順を理解していない状態でおこなうと、かえって修理費が高額になることもあります。
そのため、基本的には専門業者へ依頼するのが安全ですが、DIYに慣れている方であれば自力での交換も不可能ではありません。
自分で作業する場合は、作業スペースを十分に確保し、陶器部分を傷つけないよう注意してください。
必要な道具を準備する
トイレタンクを自分で交換する前に、作業に必要な道具を揃えておきましょう。
道具が足りない状態で作業をはじめると、途中で中断しなければならなくなり、タンクの取り付け精度にも影響が出る場合があります。
タンク交換に必要な主な道具は、次のとおりです。
- モンキーレンチまたはスパナ(ナットの取り外し用)
- プラスドライバー・マイナスドライバー
- 新品の密結パッキン(ゴムパッキン)
- 新しいタンク本体
- 雑巾・タオル・バケツ(残水処理用)
- 軍手または作業用手袋
工具や部品はホームセンターやネット通販で入手可能です。作業をはじめる前に、すべての道具が手元に揃っているかを確認してください。
1.止水栓を閉める(給水を止める)

交換作業を始める前に、必ず止水栓を閉めて給水を止めましょう。
止水栓を閉めずに作業を進めると、タンクや給水管を外した際に水が勢いよく噴き出し、床を濡らすだけでなく配管を損傷させる恐れがあります。
止水栓を閉める手順は、次のとおりです。
- トイレの壁や床付近にある金属製の止水栓を探す
- モンキーレンチまたはマイナスドライバーを使い、時計回りに回して閉める
- レバーやボタンで水を流し、タンク内の水が補給されないことを確認する
止水栓が固くて動かない場合は、無理に回すと破損の原因になりかねません。動かない場合は専用工具を使用するか、業者に依頼して調整してもらいましょう。
2.タンクのフタを外して水を流す
止水栓を閉めたら、次にタンク内の水をすべて排出可能です。
タンク内に水が残ったまま作業をおこなうと、取り外しの際に水がこぼれ、床や壁を濡らしてしまう恐れがあります。
作業の手順は、次のとおりです。
- タンクのフタを慎重に持ち上げて外す(陶器製の場合は割れやすいため注意)
- レバーを操作してタンク内の水を流す
- 水が完全に抜けた状態を確認する
- 少量の水が残る場合は、雑巾やスポンジで吸い取る
タンクのフタは意外と重量があるので、滑り落ちないよう安定した場所に置いてください。
また、内部の部品に手を引っ掛けると破損する場合があるため、フタの取り外しと設置はゆっくりおこないましょう。
3.給水管を外す(ナットを緩めて取り外す)
タンク内の水を抜いたら、次に給水管を外してタンクと給水設備を切り離します。給水管はタンクの下部または側面に接続されており、水を供給するための部品です。
無理に外そうとすると配管やナットを破損させてしまう恐れがあるので、それぞれの工程を丁寧におこないましょう。
給水管を外す手順は、次のとおりです。
- 給水管とタンクの接続部を確認する
- モンキーレンチを使い、ナットをゆっくり反時計回りに回して緩める
- ナットが外れたら、給水管を軽く引いて取り外す
- 残水が出る場合があるため、バケツや雑巾を用意しておく
ナットが固着して回りにくい場合は、無理に力を加えず、潤滑剤を少量吹きかけてから再度回すと外れやすくなります。
金属部品を強く締め過ぎたり緩め過ぎたりすると破損の原因になるため、工具の扱いには注意しましょう。
4.密結ボルトのナットを外してタンクを取り外す
給水管を外したら、次にタンクを便器から取り外しましょう。
タンクと便器は「密結ボルト」と呼ばれる金属ボルトで固定されており、外すことでタンクを持ち上げられる状態になります。
ボルトは長年の使用で錆びて固くなっている場合もあるので、慎重に作業を進めてください。タンクを取り外す手順は、次のとおりです。
- タンク下部を覗き込み、左右にある密結ボルトのナットを確認する
- モンキーレンチまたはスパナでナットを反時計回りにゆっくり緩める
- すべてのナットを外したら、タンクを両手で支えながら真上に持ち上げる
- 持ち上げる際は、便器の縁にぶつけて陶器を割らないよう注意する
タンクを外すときは、下に残水がこぼれることがあるため、バケツやタオルを準備しておくと安心です。
また、タンクは重いので、持ち上げることが難しいと感じた場合は二人で作業すると安全に取り外せます。
5.密結パッキン(ゴムパッキン)を交換する
タンクを取り外したあとは、必ず密結パッキンを新しいものに交換します。密結パッキンは、タンクと便器の接合部に取り付けられ、水漏れを防ぐための部品です。
交換する際は、次の手順を参考にしてください。
- 便器上に残っている古い密結パッキンを取り外す
- 接合面に付着したゴミや水垢をきれいに拭き取る
- 新しいパッキンを正しい向きで便器側にしっかりと装着する
- ずれや歪みがないことを確認する
パッキンはタンクの機種ごとに形状やサイズが異なることから、タンク型番に合った専用品を使用してください。
汎用パッキンを無理に取り付けると密閉が不完全になり、後日水漏れを起こす可能性があります。
6.新しいタンクを便器の上に置く
新しい密結パッキンを設置したら、新しいタンクを便器の上に取り付けます。少しでもずれていると、密結パッキンが正しく機能せず、水漏れの原因となるため注意が必要です。
タンクの設置は、次の手順でおこないましょう。
- 新しいタンクの底部に付属ボルトを軽く取り付けておく
- タンクを真上からゆっくりと便器の取り付け位置に合わせる
- 密結パッキンの上に均等にタンクを下ろし、正しく密着しているか確認する
- ぐらつきがないか両手で軽く押さえて安定性を確認する
タンクを置く際は、陶器同士がぶつからないようゆっくり動かしましょう。強く押し付けたり傾けたりすると、タンクが割れたりパッキンの位置がずれたりします。
7.密結ボルトのナットを均等に締める
新しいタンクを便器の上に正しく設置したら、密結ボルトのナットを取り付けてタンクをしっかり固定します。
ナットを左右均等に締めることがコツです。片側だけ強く締めると、タンクが傾いてパッキンが正しく密着せず、水漏れの原因になる場合があります。
ナットを締める手順は、次のとおりです。
- タンク底部のボルトにナットとワッシャーをセットする
- 左右のナットを交互に少しずつ締めていく
- モンキーレンチで軽く固定し、タンクのぐらつきを確認する
- 過度に締めすぎないよう、指で押さえて動かない程度で止める
陶器は強い力をかけると簡単に割れるので、締めすぎには注意が必要です。
ナットを締める際は、反対の手でタンク本体をしっかり支えながら、指で押さえて動かない程度に留めてください。
8.給水管を新しいパッキンで接続する
タンクを固定したら、給水管を新しいタンクに接続します。
古いパッキンを再利用すると接続部から水漏れが発生する可能性があるので、必ず新しいパッキンを使用してください。
給水管を接続する手順は、次のとおりです。
- タンクの給水口に新しいパッキンをきれいに取り付ける
- 給水管の先端をタンクの接続口に差し込み、ナットを手で軽く締める
- モンキーレンチでナットを1/4回転分ほど軽く増し締めする
- 締めすぎないよう注意し、接続箇所を点検する
ナットを強く締めるとパッキンが変形し、かえって水漏れを起こすことがあります。軽く固定しておき、給水再開後にわずかな漏れがないか確認しながら微調整しましょう。
9.止水栓を開ける(給水再開)
給水管の接続が完了したら、止水栓を開けて給水を再開してください。止水栓を開ける手順は、次のとおりです。
- 止水栓を反時計回りにゆっくりと回して開ける
- 給水管とタンクの接続部から水漏れがないか目視で確認する
- タンクと便器の接合部から水が漏れていないか床面を確認する
- タンク内に水がたまり始めたら、給水が正常に行われているか確認する
止水栓を一気に開けると水圧で接続部に負担がかかり、水漏れやナットの緩みが発生する可能性があるので、少しずつ開きましょう。
水漏れが見つかった場合は、すぐに止水栓を閉めてナットを軽く締め直すと改善できるでしょう。
接続部を触って湿り気がないことを確認できれば、給水は成功です。
10.タンクのフタを戻し、水を流して動作確認する
給水が正常に完了したら、タンクのフタを戻して動作を確認しましょう。フタを取り付ける前に、タンク内の水位や内部部品の動きを確認しておくと、不具合をすぐに発見できます。
動作確認では、水漏れの有無と水の流れがスムーズかどうかを重点的にチェックしましょう。手順は、次のとおりです。
- タンク内の水位が規定ラインまで上昇しているか確認する
- フロートバルブやボールタップが正しく作動しているか目視で確認する
- タンクのフタを慎重に戻し、レバーを操作して水を流す
- 便器への排水がスムーズに行われ、水漏れがないか各部を確認する
動作が正常であれば、交換作業は完了です。タンク内の部品が正しく動いていない場合は、浮玉やフロートバルブの位置を微調整してください。
すべて問題なければ、新しいトイレタンクへの交換は完了です。
まとめ|トイレタンク交換は複数業者を比較して慎重に判断を
トイレタンクの交換は、症状やトイレの種類により、対応方法が変わります。
タンクのみ交換できる場合もあれば、便器全体の交換が必要な場合もあるので、事前の確認が欠かせません。
費用を抑えるには、自治体の補助金を活用したり、比較サイトで見積もりを取ることが効果的です。
『水道修理のセーフリー』なら、口コミや料金を確認したうえで、詳細の見積もりを複数業者に依頼できます。
掲載されている業者ごとに見積もりを依頼できるので、最適な業者を見つける際に、活用してみてください。
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トイレタンクの交換に関するよくある質問
-
トイレのタンクを取り替える費用はいくらですか?
トイレタンクだけを交換する際は6~8万円、便器とタンクを一式交換する場合は10万円ほどです。
-
トイレタンクだけを交換できますか?
トイレと便器が独立している組み合わせタイプの場合は、トイレタンクだけ交換できます。しかし、トイレタンクだけ交換するより、便器とセットで交換した方が、費用を抑えれるためおすすめです。
-
トイレタンクの交換は業者に依頼すべき?
セルフでも交換できますが、知識とスキルがない場合は、業者への依頼がおすすめです。
-
トイレタンクをセルフで交換する方法は?
トイレタンクを交換する際の手順は、次のとおりです。
- 止水栓とボルトを外す
- タンクを取り外す
- 密接パッキンを交換する
- 新しいタンクを取り付ける
- トイレタンクを固定する
- 給水管や部品を設置・調整する
- 止水栓を開けて動作確認する
-
トイレタンクはいつ交換すべき?
トイレタンクは、設置から10年が寿命の目安です。
また、下記のようなサインが出た場合は、新しいタンクに取り換えましょう。
- タンク内の発泡スチロールが膨張している
- タンク自体が破損している
- タンクから異音がする
- トイレが詰まりやすい
- トイレタンクから水漏れが発生する
-
トイレタンク交換を業者に依頼するか、一式交換や本体リフォームも含めて相談したほうが良いのはどんなケースですか?
タンクのひび割れや本体からの水漏れがあり、修理を繰り返しても改善しない場合は、タンク交換だけでなく一式交換も含めて相談したほうが安心です。
タンク内部の劣化が進んでいる、製造終了から10年以上経過していて同等品が入手しづらいなどの条件が重なると、便器ごとの交換や節水型トイレへのリフォームを検討する価値が高まります。
一式交換ならタンクと便器をセットで新しくできるため、在庫リスクや今後の部品供給の不安をまとめて解消しやすいです。
交換費用の目安や補助金の有無も含めて比較できる業者に相談し、複数パターンの見積もりを提示してもらうと判断しやすくなります。
-
賃貸でトイレタンク交換が必要になった場合、水道修理業者と管理会社のどちらに先に連絡すべきですか?
賃貸物件では、まず管理会社や大家に連絡し、トイレタンク交換や修理の方針と費用負担のルールを確認することが重要です。
設備は貸主の所有物であり、無断で業者を手配すると契約違反扱いとなり、原状回復費用や交換費用を請求されるおそれがあります。
管理会社から指定業者を案内されるケースもあるため、そのうえで水道修理業者に見積もりを依頼する流れがスムーズです。
連絡内容や許可は、トラブル防止のため書面やメールで記録を残しておくと安心です。
-
「タンクだけ交換」と「タンクレストイレへの交換」で、水道修理業者を選ぶ際に見るべきポイントは変わりますか?
タンクだけ交換の場合は、既存トイレの型番に合うタンクや正規部品をきちんと手配できるか、タンク交換の施工実績が豊富かどうかを重視すると良いです。
一方でタンクレストイレへの交換では、電源位置や配管条件の確認、手洗い器の新設などリフォーム要素が増えるため、トイレリフォーム全般に対応できる業者かをチェックする必要があります。
いずれのケースでも、見積もり内訳が明確で、アフター保証や緊急時の対応体制が整っているかを比較サイトなどで確認すると失敗を減らせます。
また、複数社の見積もりを前提にしても嫌がらず、説明が丁寧かどうかも判断材料の一つです。
-
自分でタンクを購入して業者には交換だけ依頼したい場合、どのタイミングでどんな相談をするのがベストですか?
まず既存トイレの型番・給水方式・タンクの固定位置などを把握し、それが分かる情報や写真を用意したうえで、水道修理業者に「施主支給前提」で相談するのがおすすめです。
型番や適合条件を確認せずネット通販でタンクを購入すると、取り付け不可や水漏れなどのトラブルにつながるため、事前に業者から適合品の候補や注意点を教えてもらうと安全性が高まります。
そのうえで「工賃のみ」の料金体系や、施主支給による保証範囲の違いを見積もり段階で明確にしておくことが大切です。
合計費用は抑えつつも、施工保証やアフター対応をどこまで付けられるかも合わせて確認しておきましょう。
-
比較サイトで水道修理業者を選ぶ際、料金以外でチェックしておくと得をしやすいポイントは何ですか?
料金だけでなく、タンク交換やトイレリフォームの施工実績、対応エリアと到着スピード、スタッフの資格保有状況などを比較すると、トラブル時にも頼りやすい業者を選べます。
「出張費・見積もり無料」「追加料金の条件が明確」「施工保証あり」などの条件は、最初の見積もりとの差額トラブルを避けるうえで重要です。
また、口コミでの評価内容や、相見積もり前提でも誠実に対応してくれるかどうかは、工事後のフォロー体制や相談しやすさにも直結します。
比較サイト経由で複数社に見積もりを取りつつ、自分の住んでいる地域やトラブル内容に強い業者を選ぶと、費用と品質のバランスが取りやすくなります。

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