トイレが急に下水臭くなる原因と、対処法を解説します。
下水臭くなる原因はさまざまなため、適切な対処法を知らないとニオイは改善できません。加えて、配管の損傷や衛生面でのリスクが大きくなる可能性もあります。
そのため、本記事で原因を正しく特定する方法を身につけ、対処法を実践しましょう。簡単に対処できるものから、困難なものまで解説するので、業者に依頼すべき状況かどうかも判断できます。
トイレの下水臭で悩んでいる方は、本記事を参考にして原因の特定からはじめてみてください。
この記事を監修した専門家

中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
この記事へのコメント
皆さん、こんにちは。みんなの町の水道職人の佐々木善伸です。 トイレから急に下水の臭いがしてきたら、誰でもびっくりしますよね。一体何が原因なのか、どうすればいいのか、不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、トイレが急に下水臭くなる原因と、その状況に応じた対処法について詳しく解説していきます。焦らず落ち着いて、一緒に解決していきましょう。
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記事の内容
トイレが急に下水臭くなる原因は「封水切れ」
トイレが急に下水臭くなる原因は「封水切れ」であることがほとんどです。
封水とは、トイレの便器の底にたまっている水のことです。通常時は一定の水位を保っており、フタの役割をしています。
しかし、以下のようなことが原因で封水切れが起きると、下水の臭いがトイレ内にただようことになります。
- 封水の蒸発
- 誘導サイホン作用
- 自己サイホン作用
- つまりにより封水が引っ張られる現象(毛細管現象)
- 補助水管の負圧トラブル(逆流・吸い込み)
まずは、封水切れの原因と対処法を詳しく見ていきましょう。
封水の蒸発

封水の蒸発は、下水の臭いにつながります。
トイレの排水路は湾曲しており、封水が溜まる構造になっているのですが、稀に蒸発してしまうことがあり、注意が必要です。
- 長期間家を空けていて、トイレを使わなかった
- 気温が高い季節で蒸発してしまった
- トイレがつまっている
上記のような場合、封水切れが起こる可能性があります。
対処法:水を流す
蒸発によって封水が切れてしまった場合は、水を流すだけで解消することがほとんどです。
長期間家を空けるときや夏場には、溜まっている水にコップ一杯の水を足しておくと、蒸発しづらくなります。
誘導サイホン作用

誘導サイホン作用とは、上階から流れてきた大量の水で排水管内の圧力が低くなり、封水が排水管に吸い出される現象です。
マンションなどの集合住宅で起きやすく、封水切れの原因にもなります。
戸建ての場合でも古い構造であれば、2階のトイレでは誘導サイホン作用が起きることもあります。1階のトイレを頻繁に使ったあと、下水の臭いがするようなら構造的な問題を疑いましょう。
対処法:専門業者や管理会社に連絡する
誘導サイホン作用は、自分で対処することはできません。排水管の空気圧の変動を少なくする処置が必要なため、専門的な知識や技術が必要です。
個人では対応できませんので、専門の業者や管理会社に相談してください。
自己サイホン作用

自己サイホン作用とは、本来便器に溜まる水が排水管に流れて行ってしまう現象です。
新築の家であっても、排水トラップの不具合や、排水管の配管が不適切な場合には起こり得ます。
対処法:便器に水を補給する
自己サイホン作用が原因の場合は、便器に水を補給すると解決する可能性があります。
しかし、この現象が繰り返し起こる場合は、設計ミスの可能性もあるので業者に相談してください。設計ミスや排水管の不具合の場合は自分では対処できませんので、業者に対応してもらいましょう。
つまりにより封水が引っ張られる現象(毛細管現象)

トイレつまりも、急に下水の臭いが発生する原因の一つです。
トイレがつまっていると水の流れが悪くなり、封水の水位が元に戻らなくなるケースがあります。これを毛細管現象といいます。
毛細管現象は、トイレの奥の部分(せき)でつまっているトイレットペーパーなどに封水が吸水されて起きる現象です。
対処法:ラバーカップでつまりを解消する
毛細管現象が原因の場合やトイレつまりが原因の場合、ラバーカップなどを使ってつまりを解消しましょう。

ラバーカップを使う方法は、次の通りです。
- ラバーカップをゆっくり押し込む
- 素早く引き戻す
一度で解消できないときは、同じ手順を何度か繰り返すのがポイントです。
つまりの原因によっては、ラバーカップでは直せないケースもあります。
無理に直そうとすると悪化する可能性がありますので、難しいと感じたら業者に相談してください。
補助水管の負圧トラブル(逆流・吸い込み)
補助水管の逆流、吸い込みなどの負圧トラブルは、排水時に発生する圧力のバランスが崩れたことによって起きます。
本来、補助水管(通気管)は空気の通り道として機能しており、排水時の空気圧の変動を緩和する役割があります。
しかし、通気管が詰まっている・設計上の不具合があるなどの場合には、便器の封水が吸い込まれてしまい、下水の臭いが室内に漏れ出すことも。
とくに築年数が古い建物や、増改築を繰り返した建物では、通気構造に問題があるケースも少なくありません。
対処法:専門業者や管理会社に連絡する
補助水管の負圧トラブルは、配管の専門知識を要する構造上の問題です。
一時的に便器に水を補給することで臭いを抑えることはできますが、根本的な解決には通気管の点検と改善工事が必要です。
原因が通気不良にあるかどうかは、専門業者により調査を依頼し、必要に応じて通気管の清掃・増設・再配置などの工事を行いましょう。
急に下水臭くなるのは封水切れ以外の可能性も

急に下水臭くなる原因の中には、封水切れ以外に次の可能性があります。
- 尿石などの汚れの蓄積
- 便器の設置面の不具合
- 床排水トラップの不具合
- ユニットバスのお風呂の封水切れ
下水のニオイとは関係なさそうな原因が隠れていることもあるので、ここで内容を把握しておきましょう。さまざまな角度から原因を探ることで、実践すべき対処法も見えてきます。
尿石などの汚れの蓄積
蓄積された尿石の汚れが、下水臭の原因の可能性もあります。
尿には石炭化成分が含まれており、掃除をさぼったり適切にクリーニングできていないと、尿石で汚れてしまいます。
尿石は便器のフチや裏、壁紙に蓄積すると、悪臭を放つことも。固形化すると汚れを落とすのも難しいので、こまめに掃除をすることが大切です。
対処法:こまめな掃除と業者によるクリーニング
尿石による悪臭を防ぐには、日常的な掃除が欠かせません。
とくに便器のフチ裏やタンク周辺、床との接地部分などは汚れがたまりやすく、こまめにブラシや洗剤で掃除しましょう。
すでに尿石が固まってしまっている場合は、家庭用洗剤では落としきれないこともあります。
その場合は専用の洗剤を使うか、ハウスクリーニング業者に相談するのがおすすめです。
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便器の設置面の不具合
便器の設置面に隙間があると、隙間から下水臭が漏れることがあります。
最初は正しく設置されていても、毎日トイレを使ううちに割れたり緩んでしまうことがあります。
緩むと便器がグラグラし、隙間から汚水や下水臭が侵入してくることも。放置してもメリットはありませんので、早めに修理することが大切です。
対処法:修理業者に相談する
便器の設置面に不具合がある場合は、修理業者に相談してください。
設置面に不具合があると、下水臭がするだけでなく、虫の侵入経路になることもあります。
自分で直すのは難しいので、修理業者に修理を依頼しましょう。

セーフリーWEB担当
トイレが急に下水臭くなる原因って、いろいろあるんですね。そういえば、トイレのつまりも原因の一つって書いてありましたけど、どう関係があるんですか?
はい、トイレのつまりも、トイレが下水臭くなる原因の一つになり得ます。トイレがつまると、汚水がスムーズに流れなくなり、それが原因で下水の臭いが逆流してくることがあるんです。
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床排水トラップの不具合
トイレ内に床排水がある場合には、床排水トラップの不具合も考えられます。床排水トラップの不具合には、次のものが挙げられるので、それぞれ確認が必要です。
- 床排水トラップの封水切れ
- 床排水トラップのズレやひび割れ
床排水トラップがあるトイレの床は、別途水封が設けられており、封水が溜まる仕組みです。S字トラップやわん型トラップなどさまざまな形状があるものの、すべて封水が溜まって下水のニオイを防いでいます。
そのため、便器内と同じく封水切れを起こすと急に下水臭くなるので、床排水トラップの確認が必要です。また、わんがズレていたり、ひび割れを起こしている場合には、隙間からニオイが上がってくる可能性が考えられます。
対処法:封水チェックと「わん」の確認
まずは、床排水トラップの封水が切れている可能性があるので、水を流し込んでニオイが収まるかどうかを確認してみてください。水を入れたあと時間を置き、ニオイがしなくなったら解決です。
続いて、わん型トラップの場合は、金属のふたを外して、わんがズレていないかどうかを確認しましょう。わんがズレていなくても、封水が溜まらない場合やフタの役割を果たしていない場合には、わんの交換が必要です。
通販やホームセンターで購入できるので、サイズや品番を確認したうえで購入しましょう。どれを選べばよいのかわからないときは、業者に依頼して交換してもらうこともおすすめです。
ユニットバスのお風呂の封水切れ
ユニットバスの場合には、お風呂にも水封が設置されているので、封水切れの可能性があります。お風呂側の封水は、浴槽ではなく室内の床にあるフタを外せば確認できます。
洗面台も併設されている3点ユニットバスにて考えられるので、床排水トラップと同様に、確認してみてください。また、床排水トラップと同じ仕組みで、わん型トラップの場合には、わんの封水または破損などの不具合が考えられます。
対処法:封水のつぎ足しやわんのチェック
ユニットバスのお風呂の封水が切れているときは、水を足してみてニオイがなくなるか確認してみてください。封水が溜まらない場合には、トラップに不具合が生じているので確認が必要です。
また、床排水トラップと同様にズレや破損についてもチェックしてみてください。加えて、お風呂のトラップには髪の毛をはじめとするゴミが溜まりやすく、汚れも付着しやすい点が挙げられるので、日常的に掃除するとニオイの防止につながります。
トイレで急に下水の臭いが生じたときの確認ポイント
トイレの下水臭の原因と対処法を紹介しましたが、まずは原因を突き止める必要があります。
トイレで急に下水の臭いが生じたときの確認ポイントを解説します。
排水トラップを確認する

トイレの床に排水トラップがある場合は、不具合がないか確認しましょう。
しっかり椀が設置されているか、閉まっているかを確認し、臭いが漏れていないか確かめてください。
排水トラップに水が溜まっていないときは、水を流して封水を補給しましょう。
トイレ本体の不具合を確認する
トイレ本体が破損していたり、設置に不具合があったりすると、臭いが漏れ出す原因になります。
また、トイレの水を流したときにすぐ封水がなくなるときは、タンク内に不具合が起きているケースも考えられます。
一度タンクのフタを開けて、中を確認しましょう。
原因が分からないときは業者に相談する
トイレの下水臭にはさまざまな原因があります。
一口に封水切れといってもいくつかの要因が考えられるため、はっきりと原因が分からないことも多々あります。
原因が分からないときは、すぐに修理業者に相談してください。
専門家に相談すれば、すぐに原因を突き止めて下水の臭いを解消してくれるでしょう。

セーフリーWEB担当
トイレで急に下水の臭いがしたら、まず何をチェックすればいいんでしょうか?
まずは、臭いの発生源を特定することが大切です。便器の周辺や床、排水トラップなどを確認し、水漏れや汚れがないかチェックしてみてください。また、トイレタンク内の水位が低下していないか、本体に不具合がないかなどを確認することも重要です。
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トイレの下水の臭いに有効なアイテム

トイレの下水の臭いには、下記のアイテムが効果的です。
- クエン酸
- 重曹
- パイプユニッシュ
上記のアイテムの使い方を解説します。
クエン酸
クエン酸には除菌や消臭効果があり、尿石汚れに効果的です。
アルカリ性のアンモニアはクエン酸によって中和でき、高い消臭効果を発揮します。汚れを落とす効果よりも消臭効果が高いので、トイレ掃除に使用してみてください。
クエン酸水の作り方はとても簡単です。
- ぬるま湯200ml
- クエン酸小さじ1杯
上記の2つをスプレー容器に入れて混ぜるだけで、簡単に作れます。
クエン酸水は便器の掃除はもちろん、壁や床の掃除にも使用できます。
重曹

重曹を使って、トイレつまりを解消しましょう。
- 重曹50ml
- クエン酸100ml
- 50度程度のぬるま湯(便器の半分くらいの量)
重曹をクエン酸を混ぜることで炭酸ガスが発生し、トイレつまりを解消します。
ただし、この方法が有効なのは、トイレットペーパーなど水溶性のものが詰まった場合に限られます。おむつやスマホなどの異物がつまったときには、この方法ではつまりを解消できません。
また、熱湯を使うと便器が故障する原因になりますので、必ずぬるま湯を使ってください。
パイプユニッシュ

排水口の汚れが臭いの原因になっている場合は、パイプユニッシュが効果的です。
- パイプユニッシュを排水溝に投入する
- 50度程度のぬるま湯を流す
明らかに異物がつまっているときは効果がありませんが、ヘドロ状の汚れはパイプユニッシュで落とせます。
トイレの下水の臭いを放置するリスク

トイレの下水臭を放置すると、さまざまなリスクがあります。
- 臭いが壁や床に付着する
- 害虫が浸入する
これらのリスクを回避するためにも、下水臭には適切に対処することが大切です。
臭いが壁や床に付着する
下水の臭いを放置すると、どんどん臭いが酷くなる可能性があります。壁や床に臭いのもととなる粒子が貼りつき、さらに臭いが発生。
臭いがひどいとトイレを使うのが苦痛になったり、掃除をするのも億劫になってしまいます。
あまりにひどい場合は、隣近所への迷惑にもなりかねません。
臭いが酷くなると対処も大変になるので、下水臭を感じたらできるだけ早く原因を突き止めて対処してください。
害虫が浸入する
トイレの封水には、害虫の侵入を防ぐ役割もあります。
また、床と便器に隙間があると、その隙間から害虫が浸入する恐れもあります。
臭いだけでなく環境も不衛生になってしまうので、健康面でもよくありません。
トイレを清潔で快適に保つためにも、下水の臭いは放置せずに対処しましょう。

セーフリーWEB担当
トイレの下水の臭いを放置しておくと、何か問題が起こるんでしょうか?ちょっと怖いですね…。
はい、下水の臭いを放置すると、健康被害や建物の劣化につながる可能性があります。下水には、人体に有害なガスや細菌が含まれている場合があり、長期間放置すると、めまいや吐き気などの症状を引き起こす可能性もあるでしょう。また、悪臭や虫が侵入する原因にもなるため、早めの対処が必要です。
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トイレの下水の臭いを防ぐ方法

トイレが急に下水臭くなるのを防ぐには、次の方法が効果的です。
- 1回に流す量を少なくする
- こまめに掃除をする
- トイレは座って使う
- 蒸発防止剤を使う
以上の4つについて、解説していきます。
1回に流す量を少なくする
トイレを使用する際に、1回で流す量を少なくすると、封水切れを防ぎやすくなるので、ニオイ防止につながります。サイホン作用と呼ばれる現象が関係しており、一気に排水管内に流れ込む水量が多くなると、気圧の変化で封水も引き込まれてしまう現象です。
たとえば、大量のトイレットペーパーを流す場合、一気に水とともに流れ込んでしまうことから、急激な気圧変化が起こりやすくなります。
トイレットペーパーの使用量はもちろんですが、用便量が多いときも2回に分けて流すよう工夫すれば急に下水臭くなることを防げるでしょう。
こまめに掃除をする
トイレの下水の臭いを防ぐには、こまめに掃除をすることが大切です。
できれば毎日、少なくとも2~3日に一度は簡単で良いので掃除をしましょう。1週間に1回は入念に掃除をすることをおすすめします。
- 便器や床、壁を拭く
- 汚れにあった洗剤を使う
簡単な方法でもよいので、トイレ掃除の習慣を身につけましょう。
トイレは座って使う
尿が床や壁が飛び散らないようにするのも、汚れや臭いの原因を防ぐのに有効です。
男性の場合は、できるだけ座って用を足しましょう。飛び散った尿を毎回すぐに掃除するのは難しいので、トイレの使い方を工夫することが大切です。
また、流すときにはフタをすると、尿や水しぶきの飛散を防げます。
蒸発防止剤を使う
旅行や出張などで長期間使用しないトイレは、封水が蒸発しやすいので、蒸発防止剤の使用がおすすめです。
蒸発防止剤は、主にホームセンターや通販サイトで取り扱いがあり、1Lで4,000~5,000円が相場になります。1回あたり100ml程度使用するので、10回分と考えればそれほど高くはありません。
使い方も簡単で、封水に注ぎ込むのみなため、便器内や床排水トラップに流し込めば完了です。1本常備しておけば、急な出張や旅行の際も安心なので、ぜひ購入してみてください。
マンションやアパートで急に下水臭くなる原因と対処法

マンションやアパートで急に下水臭くなる原因は、次のとおりです。
- 通気管や排水管の構造による臭気逆流が起きている
- 上階・隣室の使用による誘引サイホン作用
- 排水トラップの水切れや異常がある
戸建てでは起こらない集合住宅ならではの原因があるので、適切な対処法を把握しておきましょう。
通気管や排水管の構造による臭気逆流が起きている
マンションは戸建てと異なり、複数の住戸が同じ排水管や通気管を共有しており、構造自体が急に下水臭くなる原因といえるでしょう。
通気管は、本来排水をスムーズにするために空気を取り込むものですが、劣化や不具合があると、空気が下水管内の臭いを含んで室内に逆流する場合もあります。
構造上の問題であることから、対処法は専門業者へ依頼する以外にはありません。個人で解決できるものではないので、マンションの管理会社に連絡して、状況を伝えましょう。
上階・隣室の使用による誘引サイホン作用
マンションのトイレが急に下水臭くなる原因として、上階や隣室がトイレを使用した際に起こる「誘引サイホン作用」が挙げられます。誘引サイホン作用は、共有の排水管内で強い水流が発生した場合に、便器内の封水が吸い上げられる現象です。
便器内の封水が吸い上げられることで、下水とトイレを塞ぐフタがなくなり、ニオイが上がってきてしまいます。対処法は、便器に水を足して応急処置する方法が挙げられます。コップ1杯程度の水でよいので、便器内に流し入れましょう。
ただし、根本的な解決を図るためには、構造の変更や特殊な対策が必要となるので、管理会社に相談するしか方法がありません。
排水トラップの水切れや異常がある
便器の封水以外にユニットバスや手洗い場など、排水口にもトラップが設置されている場合には、下水臭くなる原因として考えられます。
たとえば排水トラップの水切れが起きていると、下水のニオイが上がってきてしまい、ズレが破損が起きていれば隙間から臭気が漏れてくるでしょう。
対処法として、まずは排水トラップに水を入れてみてください。解決できれば水切れが原因と判断できるので、今後の発生を防ぐために、定期的に水を入れて対処しましょう。
排水トラップが破損している場合には、管理会社に連絡して状況を伝え、修理や交換などの指示を仰いでください。
新築なのにトイレが下水臭いときの原因とは

新築なのにトイレが下水臭いときの原因には、次の内容が考えられます。
- 排水トラップに水が溜まっていない
- 通気管の施工不良や欠陥がある
- 換気不足や初期配管の臭気が残留している
どれか一つではなく、同時に発生している可能性もあるので、一つずつ確認してみてください。場合によっては施工業者に連絡して修理を求めなければならない場合もあるので、迅速に確認しましょう。
排水トラップに水が溜まっていない
新築にもかかわらずトイレが急に下水臭いときは、封水不足を真っ先に疑いましょう。引き渡しの時点で通水試験は済んでいるので、本来は便器内に水が溜まっています。
しかし、通水試験から日が経ってから引き渡しとなった際には、封水が蒸発している可能性があるので、確認が必要です。水を入れると解決できる場合が多くあるので、トイレの水を流すかコップで水を入れて様子を見ましょう。
下水のニオイが改善されない場合は、施工業者に連絡してトイレの状態を確認してもらってください。
通気管の施工不良や欠陥がある
建物の排水システムには、排水をスムーズする通気管が設置されていますが、施工不良や欠陥があると、下水臭い原因になります。
通気管に建材やゴミが詰まっていたり、排水管との接続部分に隙間があったりする可能性が高いため、施工業者に連絡して点検を依頼してください。
新築は基本的に保証で対応してもらえるので、費用がかかるケースは基本的にありません。ただし、引き渡しから期間が経過すると保証の範囲外になる場合もあるため、下水のニオイを感じた当日に連絡するよう、迅速に行動しましょう。
換気不足や初期配管の臭気が残留している
新築でトイレが急に下水臭いときは、施工時の臭気が残留している場合も原因の一つです。
配管を施工したときに下水のニオイが入り込み、こもったニオイがトイレ内に放出されて充満している可能性があります。換気不足も原因を担ってしまうため、まずは換気をおこない下水のニオイが消えるか確認しましょう。
また、何度かトイレを使用する内になくなることもあるため、一度トイレの水を流してみることがおすすめです。実際には下水のニオイが上がってきているわけではないため、対処すればすぐにニオイはなくなるでしょう。
雨の日に下水の臭いが強くなる理由と対処法

雨の日に下水のニオイが強くなる場合には、下記の理由が挙げられます。
- 外気圧低下により臭気が逆流しやすくなる
- 雨水桝・排水管がオーバーフローしている可能性
- 雨天時にできる応急処置と予防策
気圧の変化や排水システムが関係しているので、気のせいではなく明確な理由があります。理由だけでなく対処法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
外気圧低下により臭気が逆流しやすくなる
雨の日は外気圧が低下するので、下水管の中の気圧が高い状態になります。気圧差により、気圧の高い空気が上昇するため、下水管内の空気が押し上げられて室内に侵入する現象が主な原因です。
便器内の封水が十分に溜まっていても、封水を押し上げるほど勢いよく上がってくるので、ニオイだけでなく水が飛び散ることもあります。気づいたらトイレが水浸し状態になる場合もあるでしょう。
さらに、水の量が減ってしまうと下水管と室内を隔てる水がなくなり、より一層強い臭気が上がってきやすくなります。
雨水枡・排水管がオーバーフローしている可能性
雨水桝・排水管がオーバーフローした場合も、雨の日に下水のニオイを感じる理由です。ゲリラ豪雨や台風といった大雨のときに起こりやすく、本来雨水桝で処理される雨が排水設備に流れ込むことで、オーバーフローが起こります。
ほかにも、排水管の勾配不良やゴミ、落ち葉などによる雨水桝の詰まりが原因で排水管に流れ込んでしまうことも少なくありません。オーバーフロー状態になると、下水管内の空気が圧迫され、下から水位が上がるごとに空気が押し出されてきます。
雨天時にできる応急処置と予防策
雨天時にできる応急処置は、トイレ室内の換気がおすすめです。ひとまずニオイがトイレ内に充満しないよう、換気しましょう。
続いて、ホースを用いて一時的に下水管内の空気を抜く方法が挙げられます。ホースの片方を指でふさぎながらもう片方を便器内の奥まで入れ、封水を超えたあたりでふさいでいた指を離すと、封水を残した状態で臭気を放出可能です。
ニオイは対処できないものの、封水が飛び散ることを防げるので、トイレ内が水浸しになることを防げます。また、予防策としては、汚水桝のフタの交換がおすすめです。
下水管内の空気をトイレからではなく、汚水桝のフタから放出することで、トイレ内に上がってこなくなります。圧力開放フタと呼ばれるもので、通販サイトにて800円~3,000円で購入可能です。
季節別のトイレが急に下水臭くなる原因

トイレが急に下水臭くなる原因を季節ごとに解説するので、確認してみてください。該当する時季にトイレが急に下水臭くなったときは、下記の内容が原因の可能性が高いといえるでしょう。
- 夏は高温で封水切れが起きやすい
- 冬は低温で結露が起きやすい
それぞれの原因を確認して、季節ごとのトイレのニオイトラブルを防ぎましょう。
夏は高温で封水切れが起きやすい
季節が夏になると、気温が上がることから地中の温度も高音になりがちです。排水管の温度が上がると、封水切れが起こりやすくなるので、トイレが急に下水臭くなることにつながります。
一般的な頻度で使用していれば基本的に起こりませんが、2日ほど家を空けた際に起こる可能性は十分にあるでしょう。たとえば、お盆で地元に帰省する場合や夏休みに子どもを連れて出かける場合など、トイレを長時間使用しなくなるシーンも多くなります。
外出中に封水切れを起こさないためにも、蒸発防止剤を常備しておき、2日以上家を空ける際は、便器内に投入してから出かけましょう。
冬は低温で結露が起きやすい
冬にトイレが急に下水臭くなる原因に、結露が挙げられます。直接的な原因にはなりませんが、結露した水滴がホコリやカビと混ざり合うことで、雑菌が繁殖してしまい、カビのニオイを増長させる場合が考えられるでしょう。
下水のニオイと混同しやすいため、下水臭いと感じることがあり、原因がわからないまま換気以外の手段が取れないケースもあります。
結露が起きているときは、こまめに水分を拭き取るほか、トイレの室温を調整して結露させない環境にする方法が対処法として有効です。
トイレの下水の臭いが急にするときは原因ごとに対処しよう
トイレで下水の臭いがするときは、封水切れやトイレつまりが原因かもしれません。
しかし、中には専門業者でなければ対処できないケースや、臭いの原因が分からないケースもあるでしょう。自分で対処するのが難しいと感じたら、専門業者に連絡すると安心です。
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トイレの下水の臭いに関するよくある質問
-
トイレで急に下水の臭いがする原因は何ですか?
トイレの下水の臭いは「封水切れ」「尿石汚れ」「便器の設置面の不具合」などさまざまな原因が考えられます。
自分で対処できる原因とできない原因がありますので、困ったときは修理業者に相談してください。
-
トイレつまりがないのに下水臭がするのはなぜですか?
トイレの下水臭は、必ずしも「つまり」が原因とは限りません。
封水切れや通気管の異常、補助水管の負圧トラブル、季節による気圧差などが影響して臭いが逆流することもあります。
特に異常がないように見えても、設備内部の不具合や構造的な原因が潜んでいるケースがあります。 -
下水の臭いの原因が分からないのですが、どのように確認できますか。
下水の臭いが気になるときは「排水トラップ」「封水の状態」「トイレ本体の不具合」を確認してみてください。
原因が自分で分からないときは、業者に相談すれば調べてもらえます。
-
下水の臭いを放置するとどうなりますか?
-
トイレの下水の臭いは防げますか?
-
雨の日にトイレが臭くなるのはなぜですか?
雨が降ると下水管内の空気の圧力が変化し、トイレの排水経路に臭気が逆流することがあります。
とくに通気管がうまく機能していないと、臭いが室内に入りやすくなります。 -
新築なのにトイレが臭いのは普通ですか?
新築でも、排水トラップの封水が蒸発していたり、通気管が施工ミスで塞がっていると臭うことがあります。
長期間空室だった場合なども一時的に臭いが発生することがあります。 -
トイレの臭いが冬だけひどいのはなぜですか?
冬は気温差の影響で通気の流れが悪くなり、臭気が室内にこもりやすくなります。
また、換気不足やトイレの使用頻度が下がることによる封水切れも原因になります。

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