本記事では、タンク式・タンクレス別の水量調整方法と、失敗しない調整の考え方を徹底的に解説します。
トイレの流れが弱い、節水したい、洗浄水が多すぎるといった場合は水量調整が必要です。しかし、正しい方法で対応しなければ、故障を引き起こしかねません。
この記事を最後まで読めば、トイレを今まで以上に快適に使えるようになります。
水量調整してはいけないトイレや注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した専門家

「くらしに安心を提供する」という企業理念のため、スタッフの研修制度に力を入れている。ホームページでは有資格者の数を掲示し、技術品質の向上を目指す。高い技術と丁寧な対応で年間対応件数100万件の実績をもつ。
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この記事へのコメント
この記事をご覧いただきありがとうございます。クラシアンの小林義和と申します。 トイレの水量調整は、正しい知識がないと逆効果になることもあります。 今回は調整のポイントと注意点をわかりやすくお伝えします。
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記事の内容
水量調整してはいけない・できないトイレとは

結論から言うと、最新の節水トイレやタンクレストイレは水量調整ができない、もしくは推奨されていません。
近年のトイレは節水仕様になっており、規定量で最適な洗浄性能が保たれるよう計算されているためです。以下で、トイレタイプ別の水量や水量調整ができないトイレについて詳しく解説します。
節水してもいい?トイレタイプ別の水の量
以下の表は、トイレタイプ別の標準的な水量と年代・特徴をまとめたものです。
| トイレのタイプ | 大洗浄 | 小洗浄 | 主な年代・特徴 |
|---|---|---|---|
| 昔のトイレ(節水前) | 約13L | 約8~10L | 1990年代以前の一般的な水洗トイレ |
| 第1世代の節水トイレ | 約8~10L | 約6L | 2000年前後の節水型 (INAX・TOTO初期) |
| 現行の節水トイレ (節水型便器) |
約6L | 約4~5L | 2005年頃〜現在の主流 |
| 超節水トイレ (高性能タンクレス・最新型) |
約4.8L | 約3.6L | 2012年以降の最新型 (TOTOネオレストなど) |
| パナソニック アラウーノなど | 約5.7L | 約4L | 泡洗浄機能・タンクレス |
表を見ると分かる通り、節水トイレや近年のトイレは少ない水量で流す仕組みです。節水トイレは設計上の水量が最適値であるため、表より少ない水量に調整することは推奨できません。
無理に水量調整を行うと、トイレつまりなどのトラブルを引き起こすので、十分注意しましょう。
水量調整ができないトイレ
以下のタイプは水量調整が原則不可、または調整によるトラブルリスクが高いトイレです。
- 調整不可型
- 自動制御型
- 最新節水型
- メーカー推奨値が固定された便器仕様
調整不可型や自動制御型は、洗浄水量は内部基板で制御していることが多く、自力では調整できません。最新節水型は、設計水量により洗浄性能が成立しているので調整せず使用しましょう。
メーカー推奨値が固定された便器仕様は、水量を変えると保証対象外になる可能性があります。
止水栓では水量の調整はできない
止水栓は、水量ではなく給水速度や勢いを制御する部品です。水が溜まる時間を調整することはできても、洗浄時に流れる水の総量はタンクの水位で決まるため、変更できません。
水量を調整したい場合は止水栓ではなく、タンク内部の部品を調整する必要があります。水量を調整したいときは止水栓を無理にいじらず、タンク内部品で対応しましょう。

セーフリーWEB担当
そもそも調整できないトイレもあるんですね。どう見分ければ良いんですか?
まず「今の水量・正しい水位」を確認する

水量調整は、現状の水位を確認せずに行うと失敗しやすい作業です。まずは、今どれだけタンクに水が入っているか正しく把握しましょう。
適正水量から上下1cmズレるだけでも洗浄効率が大きく変わるため、調整前のチェックが最重要です。以下で、詳しいやり方を紹介します。
タンクのフタの開け方
止水栓を軽く閉め、水が急に噴き出さないよう準備します。両手でタンクの左右を持ち、ゆっくり持ち上げましょう。
タンクのフタは陶器製なので、開ける際は落下注意です。落下させるとフタが割れてしまい、怪我のリスクが高まるだけでなく、修理が必要になります。
手洗い付きのトイレは給水管ホースがつながっているため、無理に引き抜かず斜めに傾けて外しましょう。
オーバーフロー管の”WL(ウォーターライン)”とは
タンク内にあるオーバーフロー管には、「WL(Water Line)=基準水位」が刻印・シールで表示されています。WLの高さがメーカー推奨水位であり、ここより約1cm以内の上下が許容範囲です。
WL以上になるとあふれ防止機能が作動し、WL以下になると洗浄水が足りず流れが弱くなります。調整時は、必ずWLラインを目安に確認しましょう。
水量が多すぎ・少なすぎのサイン
水が多すぎる場合は、以下のような現象が起こりやすくなります。
- 音が大きい
- 水はねが起こる
- 給水音が長い
流れる音が大きかったり、明らかに便器外に水はねしたりするときは、水量が多すぎる可能性があります。タンクに水が溜まる音が長いときも、水量が多すぎないか確認しましょう。
一方、水量が少なすぎるときは、以下のような現象が起こりやすくなります。
- 便・トイレットペーパーが流れない
- 悪臭が気になる
- つまり・逆流が起こる
汚物やトイレットペーパーが流れ切らなかったり、悪臭が出たりするのは水量が少ないサインです。さらに水量が少ないと、つまりや逆流を引き起こします。
タンク式・ロータンク式・節水型で異なる適正水位の目安
タンク式やロータンク式は、タンク内にあるオーバーフロー管のWL(ウォーターライン)が適正水位の目安です。ただし、流れやすさなどを見ながら調整しましょう。
記載されていない場合は、水位がオーバーフロー管の上から2~3cm下までを目安に調整します。
節水型の場合は、メーカーが推奨する水量で設定されていますが、リモコンなどで調整可能です。機種により異なりますが、おおよそ前後1~2Lほど調整できるようになっています。
タンク型とは異なり、目に見える適正水位はないので、水量で判断しましょう。

セーフリーWEB担当
水位の高さって、だいたいどのくらいが目安なんでしょうか?
トイレの水量の調整方法はタンクの有無で異なる

トイレの水量を調整する方法は、トイレタンクがある場合とない場合で異なります。
まずはそれぞれの調整方法を簡潔に解説するので、主にどのような変更方法になるのかを確認しましょう。
自宅のトイレが該当するほうを参考に、調整に必要な準備を整えてください。
タンク式トイレの場合

トイレタンクがある場合は、次のようなタンク内の部品で水量を調整します。
- 鎖
- ボールタップ
- 浮き玉
タンク内の部品の位置を変えることでタンク内の水量を調整でき、タンク内の水量と便器内へ流れる水量で調整する部品が異なります。
タンク内に水垢やカビなどが発生している可能性もあるので、作業の際はゴム手袋やマスクなどの着用がおすすめです。
また、水量を調整する際に止水栓の開閉が伴うため、止水栓の形に合わせてマイナスドライバーを準備しておきましょう。

タンクレストイレの場合
タンクレストイレの場合は、水道管から直接水が流れる仕組みのため、リモコン操作で調整します。リモコンの操作方法さえわかれば、比較的簡単に調整できるので、覚えてしまえばいつでも調整可能です。
ただし、リモコンの操作が製品ごとに異なるほか、節水型かどうかにより、細かい調整が必要な場合もあります。
タンク付きのトイレと異なり、止水栓の開閉や部品にかかわらず水量を設定できるため、準備する物もとくにありません。基本的に取扱説明書に水量の調整方法が記載されているため、あわせて確認してみてください。

セーフリーWEB担当
タンクの有無で、そんなに調整の仕方って変わるものなんですか?
タンク式トイレの水量調整の前にするべきこと

タンク式トイレの水量を調整する場合は、事前の準備が必要です。
以下で、水量調整の前にするべきことを解説しているので、参考にしながら対応しましょう。
水漏れ防止に止水栓を閉める

調整中に部品が外れたり、浮き玉が引っかかったりするとタンク内に水が流れ続ける可能性があるため、事前に止水栓を閉めてトラブルを予防しましょう。
止水栓はトイレタンクの横または下あたりに設置されているので、時計回りに動かして閉めます。作業完了後は、忘れずに開けてください。
調整部品の種類
水位を調整する部品には、以下のような種類があります。
- 鎖
- ボールタップ・浮き玉
鎖はゴムフロートの開閉を制御しており、長さによって流れる水の量を変化させられます。
ボールタップには、さまざまな種類がありますが、アームやダイヤルなどを動かして調整するタイプがほとんどです。浮き玉は水位を決める部品で、指定の水位になると水の供給が止まります。

セーフリーWEB担当
調整する前に確認することはありますか?
水量を増やす(水位を上げる)調整方法
水が少なく、流れが弱い場合に有効な水量を増やす方法を紹介します。
鎖を調整して水量を増やす

鎖の長さでトイレの水位調整をする方法は、以下の通りです。
- タンクのフタを外す
- フロートバルブにつながる鎖を確認する
- 鎖が短くなるように調整する
- 試しに流して水位を確認する
上に引っかかっている場所から、フロートバルブまでの鎖が短いほど、流す水の勢いが増し、水量が増えます。長いと感じる場合は、上部に余っている玉鎖を調整しましょう。
ボールタップを調整して水位を上げる
ボールタップには、アームタイプやダイヤルタイプがあります。
自宅のトイレのタイプを確認し、それぞれに合わせた調整方法で対処しましょう。ボールタップを調整すると、タンク内の水位が変わるため 流れる水量は増減します。
ただし、トイレごとに決められた“適正水位”から大きく外すと、洗浄不良や水漏れなどの原因になるため、調整は適正水位の範囲内にとどめでください。
水位調整ネジを調整する

水位調整ネジを使った水量調整の方法は、以下の通りです。
- タンクのフタを外す
- ボールタップ根元のネジを確認する
- 反時計回りに動かす
- 小刻みに回しながら調整する
- WLから1cm以内に収まるか確認する
水位調整ネジは、ボールタップのアーム部分などにあります。反時計回りに動かすと水位が上がるので、少しずつ動かして調整しましょう。
一度に大きく動かすとトラブルにつながるので、小刻みに調整するのがおすすめです。
アームで浮き玉の位置を上げる(浮き玉タイプ)

アームを上方向に軽く曲げると水位を上げられます。アームは強く動かすと壊れる可能性があるので、優しく上下させることが大切です。
【アームが曲げられるタイプ(金属製)】
-
浮き玉とアームの位置を確認する
アームが金属製であれば、手で曲げて調整可能 -
水量を増やす場合(WLを上げたい)
アームを上方向に軽く曲げる(浮き玉の位置が高くなる) -
水を流し、WL付近に収まるか確認する
【アームが曲げられないタイプ(樹脂製・ロック式)】
-
アーム根本のロック部分(タブ)を確認する
「カチッ」と押し込んで解除するタイプが多い -
ロックを外してアームの高さを調整する
上方向にすると減る -
調整後、ロックを元に戻す
-
水を流し、WLと一致しているか確認する
フック式で水位を上げる(掛け替えタイプ)
フック式は、浮き玉とアームをつなぐ “引っ掛け位置” を変えて水位を調整するタイプです。
フックを1つ上の穴に掛け替えることで、水位を高くし、流れる水量を増やせます。
【調整手順】
-
浮き玉とアームの接続部にあるフックを確認する
数段階の穴や溝があり、どこに掛けるかで浮き玉の高さが変わる -
フックを外し、掛け位置を変更する
上側の穴に掛け替える → 水位が上がる(=水量が増える) -
フックをしっかり固定し直す
斜めに掛かっていると正常に作動しないため、まっすぐ掛ける -
水を流し、WL(ウォーターライン)付近で止まるか確認する
必要に応じて再度掛け替えて微調整する
ロック式で水位を上げる(タブ解除式)
ロック式であれば “ロックタブ” を解除してスライドさせることで水位が変わります。
【調整手順】
-
アーム根本のロックタブ(ツメ)を確認する
「押す」「PUSH」などの表示がある場合もある -
ロックタブを押して解除する
カチッと音がしてスライドできる状態になる -
アームを上下にスライドさせて水位を調整する
下方向へスライド → 水位が下がる(=水量が減る)
-
位置が決まったらロックタブを戻して固定する
固定が甘いと水位が安定しない -
水を流し、WLと一致しているか確認する
数ミリ単位で微調整が必要なケースもある
最後に水を流し確認しましょう。ただしWLよりも大幅に低くするとトラブルの元になりかねません。
WLと一致しているか確認することが重要です。
水量を減らす(水位を下げる)調整方法
続いて、水量が多すぎる場合に減らす方法を紹介します。
鎖を調整して水量を減らす

鎖の長さでトイレの水位調整をする方法は、以下の通りです。
- タンクのフタを外す
- フロートバルブにつながる鎖を確認する
- 鎖が長くなるように調整する
- 試しに流して水位を確認する
上に引っかかっている場所から、フロートバルブまでの鎖が長いほど、流すときの勢いがなくなり、水量が少なくなります。短いと感じる場合は、上部に余っている玉鎖を引き出して調整しましょう。
ボールタップを調整して水位を下げる
ボールタップには、アームタイプやダイヤルタイプがあります。
自宅のトイレのタイプを確認し、それぞれに合わせた調整方法で対処しましょう。最後に水を流してみて、WLから大きく逸脱していないか確認すれば完了です。
ただし、適正範囲内での調整にとどめるよう注意してください。水量を減らしすぎると、つまりの原因となり、修理費が高額になる可能性もあります。
水位調整ネジを調整する

水位調整ネジで調整する方法は、以下の通りです。
- タンクのフタを外す
- ボールタップ根元のネジを確認する
- 時計回りに動かす
- 小刻みに回しながら調整する
- WLから1cm以内に収まるか確認する
水位調整ネジは、時計回りに動かすと水位を下げられます。どちらに動かせば良いか分からなくなったときは、小刻みに動かしながら様子を見て調整しましょう。
一気に水位を変えると、水漏れなどのトラブルにつながる可能性もあります。
アームで浮き玉の位置を下げる(浮き玉タイプ)

浮き玉を下方向に動かし、浮き玉の位置を下げて水位を下げます。アームは強く動かすと壊れる可能性があるので、優しく上下させてください。
【アームが曲げられるタイプ(金属製)】
-
浮き玉とアームの位置を確認する
アームが金属製であれば、手で曲げて調整可能 -
水量を減らす場合(WLを下げたい)
アームを下方向に軽く曲げる(浮き玉の位置が低くなる) -
水を流し、WL付近に収まるか確認する
【アームが曲げられないタイプ(樹脂製・ロック式)】
-
アーム根本のロック部分(タブ)を確認する
「カチッ」と押し込んで解除するタイプが多い -
ロックを外してアームの高さを調整する
下方向にすると減る -
調整後、ロックを元に戻す
-
水を流し、WLと一致しているか確認する
フック式で水位を下げる(掛け替えタイプ)
浮き玉とアームをつなぐ “引っ掛け位置” を変えて水位を調整するタイプがフック式です。
下側の穴に掛けることで、水位を低くし、流れる水量を減らせます。
【調整手順】
-
浮き玉とアームの接続部にあるフックを確認する
数段階の穴や溝があり、どこに掛けるかで浮き玉の高さが変わる -
フックを外し、掛け位置を変更する
下側の穴に掛け替える → 水位が下がる(=水量が減る) -
フックをしっかり固定し直す
斜めに掛かっていると正常に作動しないため、まっすぐ掛ける -
水を流し、WL(ウォーターライン)付近で止まるか確認する
必要に応じて再度掛け替えて微調整する
ロック式で水位を下げる(タブ解除式)
ロック式は “ロックタブ” を解除してスライドさせることで水位が変わるタイプです。
タブ解除式とも呼ばれます。最新のトイレにはロック式での調整が必要なこともあります。
【調整手順】
-
アーム根本のロックタブ(ツメ)を確認する
「押す」「PUSH」などの表示がある場合もある -
ロックタブを押して解除する
カチッと音がしてスライドできる状態になる -
アームを上下にスライドさせて水位を調整する
下方向へスライド → 水位が下がる(=水量が減る)
-
位置が決まったらロックタブを戻して固定する
固定が甘いと水位が安定しない -
水を流し、WLと一致しているか確認する
数ミリ単位で微調整が必要なケースもある
最後に水を流し確認しましょう。ただしWLよりも大幅に低くするとトラブルの元になりかねません。
WLと一致しているか確認することが重要です。
メーカー別|タンクレストイレの水量調整の方法

タンクレストイレの水量調整は、リモコンで行うのが一般的です。しかし、メーカーやリモコンの種類によっても異なるため、以下を参考に調整を行いましょう。
なお、ジャニス・アサヒ衛陶などは調整ができない仕様です。
TOTO
TOTOには、主にスティックリモコンとビルトインリモコンの2種類があります。それぞれのリモコン別に、水量調整の方法を見ていきましょう。
- 「止」ボタンを10秒以上押す
- スティックリモコン:上下ボタンで「便器洗浄水量切替」を選ぶ
ビルトインリモコン:「便器洗浄水量切替」ボタンを押す - スティックリモコン:「便器洗浄水量切替①または②」を押す
ビルトインリモコン:「水量切替①または②」ボタンを押す
「便器洗浄水量切替①」「水量切替①」を押すと大洗浄6L、小洗浄5L、eco小洗浄4.5Lへ切り替えます。
「便器洗浄水量切替②」「水量切替②」を押すと大洗浄8L、小洗浄6L、eco小洗浄4.5Lへの切り替えが可能です。この水量よりも、少なく設定することはできません。
リクシル
リクシルのタンクレストイレで水量を調整する一般的な方法は、以下の通りです。
- 壁リモコン:「自動洗浄」と「大」を同時に2秒以上押す
- インテリアリモコン:「マイルド」と「大」を同時に2秒以上押す
- スマートリモコン:「自動洗浄」と「本体そうじ」を同時に2秒以上押す
リモコンごとに押すボタンが異なり、各ボタンを同時に2秒以上押すと、「ピッ」と音が鳴って水量を増やせます。
ただし、サティスG100型や200型など、一部の機種は洗浄水量を元に戻す場合、サービスマンによる有料作業が必要です。公式の修理受付に相談しなければならないので、注意しましょう。
パナソニック
パナソニックのタンクレストイレで水量を調整する方法は、以下の通りです。
- 電源コードを抜いて20秒待つ
- 本体側面にあるサブスイッチ「洗剤開始」を押す
- ボタンを押したまま電源コードをコンセントに差し込む
- 約2秒後に「ピッ」と音が鳴る
- 5秒後に「ピーッ」と音が鳴ると水量が変更される
上記は、代表製品のアラウーノの調整方法で、大洗浄時の水量を増やせます。その他、以下のリモコンを使った方法でも水量の調整が可能です。
- フラットリモコン:「ノズル掃除」と「弱」を2秒以上押す
- スティックリモコン:「ノズル掃除」と「-」を2秒以上押す
多くのシリーズが3段階の水量調整ができ、上記のボタンを2秒以上押すごとに、段階的に切り替わります。
「ピッ」の音で1段階目、「ピピッ」の音で2段階目、「ピピピッ」の音で3段階目への切り替えです。

セーフリーWEB担当
メーカーによって操作方法が違うのは驚きました…。見分けるポイントってありますか?
メーカーごとに操作手順や設定項目が異なります。例えば、TOTOやLIXILなどは専用の操作パネルやリモコンで調整する仕様になっており、表示の種類も違います。やり方が分からないときは、説明書を確認しましょう。
>クラシアンを見てみる
トイレの手洗い管の水量を調整する方法

トイレの手洗い管の水量を調節する方法として、次の内容に分けて解説します。
- 止水栓で調整する方法
- 止水栓を開いても水量が増えない場合の対処法
止水栓を開閉するのみで調整できるものの、回し方や回す際のコツなどを把握していないと、思わぬトラブルにつながることもあるため、それぞれ確認しましょう。
止水栓で調整する

トイレの手洗い管の水量は、止水栓で調整しましょう。水量が少ない、水圧が弱い場合は止水栓を反時計回りに回して開いてみてください。ただし、開きすぎると水跳ねや水道管の損傷トラブルにつながるため、少しずつ開きましょう。
反対に、手洗い管の水量が多く、水圧が強い場合には止水栓を時計回りに回して閉めてください。閉めすぎると流す水量が減ることがあり、トイレつまりの原因となるので、注意が必要です。
止水栓を開閉する際は少しずつ回すほか、いつでも元に戻せるよう、回した回数や角度を覚えておきましょう。
止水栓を開いても水量が増えない場合の対処法

止水栓を開いたにもかかわらず水量が増えない原因として、ストレーナーの目づまりが挙げられます。ストレーナーは、給水管とボールタップを接続している外部に備わる部品で、ゴミが溜まっていると目づまりを起こして本来の水量が流れてきません。
掃除すれば改善できる可能性が高いので、次の手順に沿って掃除してみましょう。
- 止水栓を時計回りに回して閉める
- トイレタンクにつながる給水管を外す
- ストレーナーを外して掃除する
- 元に戻す
- 止水栓を開けて水量を確認する
水量を確認する際は、止水栓を一気に開かず、少しずつ開いて確認してください。また、掃除する際は流水や歯ブラシのような毛が細くて柔らかいブラシがおすすめです。
目的に合わせた水量調整のコツ

水量調整は、目的に合わせて適切に行うことが重要です。
つまりや洗浄不良などのトラブルを防ぐためにも、以下のコツを参考に対応しましょう。
水量を減らすとき
水量を減らす場合は、節水効果と同時に洗浄力低下のリスクを理解しておくことが重要です。水が少なすぎると便器内に汚れが残りやすく、悪臭の発生や輪じみの原因になります。
また、トイレットペーパーが流れ切らず、つまりのトラブルを招くことも多いため、WLから大きく下げる調整は避けましょう。
特に、節水型便器は設計水量で最適洗浄が行われるため、1cm以内の調整にとどめることが望ましいです。流した後に紙や汚れが残る場合は、無理な節水をやめて元の水量へ戻す判断も必要になります。
水量を増やすとき
水量を増やすのは、「流れが弱い」「紙が残る」「つまりやすい」といったトラブル改善を目的とする場合に有効です。
ただし、水位を上げすぎると洗浄時に水はねが起こりやすく、タンク内部や床が濡れて別の故障を招く可能性があります。
また、過流量によりタンクに無駄な負荷がかかったり、内部パーツの摩耗が早まったりするケースもあるため、増加調整は慎重に行いましょう。
適正ラインはWLから+1cm以内が限界で、これを超えるとタンク動作に異常が出ることがあります。
目的別に“最適な水量”を見極めるポイント
最適な水量は単純に「多い」「少ない」で判断せず、使用環境・便器の種類・流れ方の結果から見極めます。目安はWLから上下1cm以内で、それ以上の調整は洗浄性能を崩す可能性が高いため、おすすめできません。
流したあとに水が残らず臭いがないか、紙が滞留せずスムーズに流れるかを基準にし、家族構成や使用頻度によって調整しましょう。
夜間使用が多い家庭や高齢者がいる場合は、水量をやや多めにすることでトラブルを減らせる場合もあります。
ただし、節水トイレ・タンクレスはメーカー設定を超える調整はNGで、無理な変更は故障や保証対象外となる可能性があるため注意が必要です。
トイレの水量調整における注意点

トイレの水量調整における注意点は、次のとおりです。
- トイレットペーパーが流れる目安は3~5mにする
- トイレタンク内に水が溜まってから流す
- 節水型トイレに合わせて調整しない
水量を調整して確認する際や、調整そのものにかかわる注意点を解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
トイレットペーパーが流れる目安は3~5mにする
水量の増減を確認する際は、トイレットペーパーを流す方法がおすすめです。
たとえば、水量を減らしたときに排泄物やトイレットペーパーが流れないほど少なくすると、トイレがつまります。反対に水量を増やし過ぎてしまうと、必要以上の水が流れることになり、水道代がかさんでしまうでしょう。
適切な水量確認のためにトイレットペーパーを流す際は、ダブル巻きで3~5mを目安にしてみてください。トイレがつまりにくい、かつ水が無駄にならない適切な長さといえます。
下記の記事では、実際にトイレットペーパーがどのくらい流れるのかを検証しているので、あわせて参考にしてみてください。
トイレタンク内に水が溜まってから流す
タンク付きのトイレで水量確認のために水を流す際は、タンク内に水が溜まりきってから流しましょう。水がない状態で流しても十分な水が流れないため、確認方法として不適切です。
トイレにタンクが備わっている場合は、水圧および水量がタンク内の水量で決まるため、WLを目安に適切な水量のときに確認してください。また、タンク内の水量がWLよりも低い場合は、正しい水量に戻したときに便器に流れる水量も増える可能性があります。
鎖を調整しなくても済むケースがあるため、タンク内の水量が正しい状態で流れるかどうかを確認しましょう。
トイレタンクにペットボトルを入れない
節水のためにトイレタンクにペットボトルを入れる方は多くいますが、この対応は避けた方が無難です。日本レストルーム工業会にも、以下のような記載があります。
タンクの中には何も入れないでください。
タンクの容量は、便器に応じて必要な水量として設計されています。この水量が足りないと、便器の洗浄が十分できなかったり、便器や排水管内で汚物が詰まり、汚水があふれて家財などをぬらす財産損害発生のおそれがあります。
また、タンク内の機器と接触したり、動作に干渉し、水漏れ・止水不良などを起こす原因になることも考えられます。
節水をご希望される場合は、あらかじめ少ない水量で流せるように設計された節水便器をご利用ください。引用:日本レストルーム工業会
タンク内に何か入れると、トラブルの原因になります。また、無理な節水をすることになり、トイレつまりなどを引き起こすリスクも高くなるため、注意が必要です。
節水型トイレに合わせて調整しない
トイレの水量を調整する際、参考となる目安を紹介する情報が散見されますが、節水型トイレに合わせて調整しないよう注意しましょう。
節水型トイレは、少ない水量で流せるよう設計されているもののため、通常のトイレで同じ水量に設定するとつまる可能性が高くなります。節水するために水量を調整する際は、トイレットペーパーを用いて確認し、スムーズに流れる範囲内で調整してください。
また、節水型トイレがつまる原因の中にも、水量不足が挙げられます。
下記の記事では節水型トイレの仕組みやつまる原因を紹介しているので、あわせて読んでみてください。

セーフリーWEB担当
うまく調整できても、やりすぎはよくないんですよね?
水量調整してもトラブルが改善しないときに確認すべきこと

水量調整を行ってもトイレの流れが改善しない場合、単なる水位設定の問題ではなく、給水ラインやタンク内部の部品に異常がある場合が考えられます。
ここでは、特にチェックすべきポイントを3つに分けて見ていきましょう。
給水管・給水口のつまり、水漏れがないか
給水管の内部にサビや汚れが付着している、フィルター部分に異物がたまっている場合、水が十分に供給されず水位が思うように上がらなくなります。
また、タンクに水が溜まり切らないまま流してしまうと、洗浄力不足につながるので、注意が必要です。
給水ホースの継ぎ目からの水漏れや便器底部の湿りなども一緒に確認し、異常があればすぐに対処しましょう。
浮き玉・ボールタップなどタンク部品の劣化や破損がないか
タンク内部には水位を調整する浮き玉、給水を制御するボールタップ、フロートバルブなど洗浄動作に直結する部品が複数あります。
このような部品が劣化・変形・破損していると、水が正しく止まらなかったり、水量が安定せず洗浄が弱くなったりします。
特に、長年使用したトイレではゴム部品が硬化し、密閉が不十分になって常に少量の水が流れ続けるといった症状も発生しやすくなるので、要注意です。
タンクを開けて動きに違和感がないか、部品が擦り減っていないかなどを確認しましょう。
そもそもタンク・便器が節水仕様になっている可能性はないか
最近のトイレは節水型が主流であり、従来型と比べて使用水量が半分以下に抑えられているモデルもあります。
節水仕様の場合はタンク容量が最初から少なく設定されているため、水量を調整しても一定以上増えることはなく、流れが弱めに感じられるケースも珍しくありません。
特に、古い排水管環境では節水型トイレと相性が悪く、つまりが起きやすくなります。使用しているトイレのメーカーや品番を確認し、仕様上の水量がどの程度かを把握しておきましょう。

セーフリーWEB担当
水量調整だけでは直らない時、どこを見れば良いんですか?
トラブルが解消しない・不安なときは業者へ相談

水量調整や部品確認を行っても状況が変わらない場合、無理に自己対応を続けると悪化させてしまう可能性があります。そのような場合は、業者へ相談しましょう。
水位調整しても流れが弱い・つまりやすい場合
水圧不足や配管の勾配不良、または排水管の奥に異物が残っていると、水量を調整しても根本改善しないことがあります。
流しても渦が弱かったり、紙が流れ切らずに2度流しが必要になったりする場合は、単なる水位の問題ではありません。排水経路に問題がある可能性が高いので、専門業者へ相談しましょう。
特に、集合住宅では階下まで続く縦管でつまりが発生していることもあり、個人での対処ができないケースが大半です。薬剤やワイヤーを無理に使うと配管を傷める恐れがあるため、早い段階で依頼を検討しましょう。
水が止まらない・増え続ける・あふれる・漏れるなどの異常
「タンクから絶えず水音がする」「便器の中で常に流れている」などの症状は、フロートバルブやボールタップの不良が原因のケースがほとんどです。
放置すると水道料金が跳ね上がる可能性が高いため、気付いた時点で早急な対応が望まれます。
また、排水が逆流して便器から水があふれる場合は非常に危険で、階下漏水のリスクも伴います。床材が湿っている、便器の付け根に水滴が溜まるなど細かなサインも見逃さず、異常を感じた時点で業者へ相談しましょう。
節水を行なったことでのトラブル
ペットボトルをタンクに入れて節水する、流す回数を減らすといった誤った節水法は、つまりや悪臭の原因の1つです。
排水に必要な水量が不足すると配管内に汚物や紙が残り、徐々に閉塞して流れが悪化します。節水型トイレでも、メーカー設計値の水量を下回る使用方法は想定されていないため、独自の節水は危険です。
自信がない場合や節水後にトラブルが増えたと感じるときは、無理をせず業者に状況を見てもらいましょう。
トイレの正しい節水方法

近年では節水型トイレの普及により、従来より大幅に使用水量を抑えられる環境が整ってきています。しかし、誤った節水は逆効果となり、つまりなどのトラブルを招くケースも少なくありません。
以下では、正しい節水方法を4つに分けて紹介します。
大・小レバーを正しく使い分ける
トイレの最も基本的な節水は、大と小の洗浄レバーを用途に合わせて使い分けることです。大は多量の水で洗い流す動作、小は使用水量を抑えた洗浄となるので、排泄物の量に応じて使い分けましょう。
常に大で流してしまう人も少なくありませんが、これだけで年間の水使用量は大きく変わります。一方で紙や汚物が多いのに小で流すとつまりやすくなるため、状況に応じた適切な判断が大切です。
節水型トイレに交換する
最新の節水型トイレは、旧式の1/2〜1/3ほどの水量で同等の洗浄力を維持できるよう設計されています。年間数千〜数万円単位で水道代削減となる場合もあり、長期的な視点でみれば費用対効果の高い選択です。
特に、築年数の経過した住宅では排水効率も落ちてくるため、節水とトラブル予防を両立する意味でも交換をおすすめします。
補助金制度が利用できる自治体もあるため、事前に確認しておくと導入の負担を抑えることが可能です。
節水仕様のロータンク部品に交換する
タンク自体を交換しなくても、節水型のボールタップや排水弁に交換すると水使用を抑えられる場合があります。内部部品のみ交換するためコストが低く、気軽に節水効果を得られるのがメリットです。
ただし、過度に水量を減らすと流れが弱くなり、便器の縁周りに汚れが残りやすくなるため、推奨値を守りましょう。DIY交換も可能ですが、自信がない場合は業者に依頼するのがおすすめです。
節水型の洗浄ボタン機能を使う(タンクレス)
タンクレストイレにはワンタッチで水量を切り替えられる節水ボタンを搭載したものが多く、適切に使えば無駄な洗浄水を抑えられます。
センサー式や自動洗浄機能を搭載したモデルでは、水の使いすぎを防ぐための制御もされており、節約意識が薄くても自然と水量を節制可能です。
タンクレス機能を理解して使いこなすことで、快適さと節水を両立できます。
まとめ|トイレの水量調整で失敗しないために
今回は、トイレの水量調整をする方法と共に、正しい水量や設定のポイントを紹介しました。
トイレの水量調整は節水やつまり予防などに効果的ですが、やり方次第では大きなトラブルにつながります。水量調整が上手くいかない、トラブルが起きたといった場合は『水道修理のセーフリー』へご相談ください。
水道修理のセーフリーには、トイレをはじめとした水まわりの知識が豊富で、適切な対応ができる業者が多数掲載されています。料金や口コミなどを見ながら、自分に合う業者を探すことも可能です。
見積もりを無料で提示してくれる業者も多いので、ぜひ気軽にご利用ください。
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トイレの水量調整に関するよくある質問
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節水トイレでも水量調整を試すメリットはありますか?
節水モデルは設計段階で最適水量が決められているため、基本は調整の必要がありません。ただし、紙づまりが起きやすい場合は、WL(基準水位)上下1cm以内の微調整で改善することがあります。
範囲を越える変更は洗浄力低下や保証対象外につながる恐れがあります。無理な調整はせず、状況変化を見ながら慎重に対応するのがおすすめです。
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何度調整しても流れが弱いときはどうすべきですか?
水位が適正でも改善しない場合、配管の老朽化や給水ラインのつまりが原因の場合があります。特に集合住宅では縦管の異物滞留が影響しているケースも少なくありません。
無理に薬剤を流すと逆にトラブルを拡大させることがあります。改善が見られない際は早めに業者へ相談するのが確実です。
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手洗い管だけ水量を増やしたい場合はタンクとは別に調整できますか?
手洗い管は止水栓のみで調整可能なため、タンク本体の水位とは独立して設定できます。反時計回りに回すと水量が増えますが、一気に開くと水はねや故障のリスクが高まります。
調整は少しずつ行い、変化を確認しながら進めることが安全です。改善しないときはストレーナーの目づまりも疑ってください。
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水量を減らしながらつまりを防ぐ方法はありますか?
まずはWLラインから大きく外れない程度の微調整を前提とします。テスト時にダブル巻き3〜5mのトイレットペーパーが流れるか確認すると安全性を判断しやすいです。
流れ残り・悪臭がある場合は水量不足のサインです。節水より「つまらないこと」を優先すると安定運用につながります。
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タンク内に異物があると水量に影響しますか?
ペットボトルなどを入れて節水する方法は水位低下とトラブルの原因になります。特に排水量が不足すると汚れが残りやすく、逆流や悪臭につながる場合があります。
タンクは設計水量が前提で動作するため、本来は何も入れてはいけません。節水したい場合は部品交換や節水型トイレの導入が現実的で安全です。

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